3月29日、ダイソンは進化したフィルターを搭載した、Dyson Pure Hot+Cool Link™(ダイソン ピュア ホット アンド クール リンク)空気清浄機能付ファンヒーターをはじめとしたDyson Pure™シリーズを発表しました。PM 0.1レベルの超微粒子状物質を除去する空気清浄機能に加え、さらに有害ガス1や家の中のニオイを除去することが可能になった新シリーズ。ここでは、東京・表参道で行われた新製品発表会から、室内環境の改善に役立つお話や製品に込められたテクノロジーをご紹介します。
室内環境の改善は、自分でできる健康管理
満席になるほど多くのメディア関係者が集まる中、イベントではまず帝京大学大学院 医真菌研究センター・槇村浩一先生から、日本の住宅環境における微生物と健康問題について語られました。
「1970年代以降、日本の住宅にアルミサッシが使われるようになり、気密性の高い住宅環境になっていきました。現在、私たちは1日のうち大半を家で過ごすと言われています。職場環境や公共環境は個人ではなかなか管理することがむずかしいですが、自宅の環境であれば自分で管理することができますよね。実は住宅にはホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)や、ハウスダストやダニなどの様々な生物粒子がいます。気づかないうちに、私たちはそれらにさらされているのです。たとえば季節によっては花粉や黄砂、またハウスダストやダニ、カビやウィルスには一年中さらされており、それらが引き起こす喘息を中心とした様々な機能関連の健康障害があります。中には、生活の質を低下させたり、死に至る可能性のある危険なカビもあるのです。自らの健康を守るためには、自宅の環境からこれら生物粒子の発生を見つけ除去し、過剰な吸引を防ぐように適切に管理することが大切です。」