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Dyson Zone™:快適さの追求

2023.5.23
「機械は正常に動作してこそ美しい」と、ジェームズ ダイソンは語っています。ゆえに、ダイソンはユーザーインタラクションや歩行分析(人の動きの分析)を研究しているのです。Dyson Zone™空気清浄ヘッドホンの場合、製品が確実に正しく、そして快適に機能するよう、ヘッドバンドの側圧についても研究を重ねました。

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ダイソン初のウェアラブル製品であるDyson Zone™により、私たちは快適さを再考しました。エンジニアは、ヘッドホンが様々なタイプの人の頭にどのようにフィットし機能するか、頭や顔の形状を詳細に調査し、ヘッドバンドの側圧、シールドの形状や素材、サイズ調節機能などに関する多くの情報を収集しました。Dyson Zone™のヘッドバンドの中央にあるクッションは、馬の背骨に沿ってカーブする乗馬のサドルの重量配分からインスピレーションを得ており、頭の上部ではなく側面に負荷を分散させるように設計されています。

イヤークッションの開発は、快適性、頭上での安定性、パッシブノイズ減衰の3つに影響を及ぼすため非常に重要です。パッシブノイズ減衰とは、アクティブノイズキャンセリングを使わず、製品を装着するだけで得られる防音効果のことです。ダイソンのエンジニアは、頭部への圧力の伝わり方が異なるさまざまなフォーム素材について、その密度や圧縮率、スプリングバック率まで、その特性を深く掘り下げて研究しました。耳周りの形状により、頭部とクッションの密着度を高め、密閉性が向上し 、ノイズの侵入を抑えています。イヤークッションは従来よりもあえて平たくし、耳に合わせた角度をつけることで、最適な快適性を実現しています。
ダイソンは、2016年、英国のハラビントンキャンパスに初めて、CMF(Colours/色, Materials/素材, Finishes/仕上げ)の専門チームを導入しました。このチームは、英国、シンガポール、マレーシアのマシンを支えるエンジニアと協力して、製品の形と機能を補うカラースキームを作成しています。

20年以上前から、ダイソンはユニークなカラーパレットに強いこだわりを持っています。ダイソンのテクノロジーにふさわしい、常識にとらわれない、目的を持った色の選択をするプロセスがあります。 Dyson Zone™は、従来のトレンドにとらわれず、刺激的なカラーリングを採用しています。プルシアンブルーとブライトコッパーの組み合わせは、自動車業界でよく使われるさまざまな色調の黒から脱却するために、EV(電気自動車)のデザインチームが最初に提案したものです。EVプロジェクトの開発は中止になりましたが、このプロジェクトは、その後のダイソンテクノロジーのエンジニアリングとデザインに影響を与え続けています。

ロンドンからロサンゼルスまで、ラボでも実際の家でも、私たちはテストをすることが大好きです。過酷であればあるほど良いー開発過程では何千回もの落下テストをしています。Dyson Zone™空気清浄ヘッドホンは、落としたり、ぶつけたり、曲げたり、生地や仕上げを化学的、物理的な磨耗にさらしたりして、外出先での使用に耐えられることを確認しています。

ダイソンの掃除機やヘアスタイリングツールの開発では、オックスフォード大学の動作研究所と連携し、製品使用時の動作範囲やそれに伴う筋肉への負担を観察、測定しました。これにより、重要な技術要素がバランスよく配置され、使いづらさや不快感を回避することができます。

多くのワイヤレスヘッドホンと同様に、Dyson Zone™もアプリを通じてインターネットに接続されています。アプリでは、リアルタイムで空気質や騒音のデータを提供するだけではなく、GPSを使って都市の大気汚染の状況をマッピングし、1日を通しての汚染の傾向やホットスポットを可視化します。また、MyDyson™アプリで音量や風量のモードなど製品をコントロールすることができ、フィルターやバッテリーの残量も表示されます。オートモードでは、搭載された加速度センサーにより、活動量に応じて空気を浄化するスピードを自動調節し、鼻や口への気流を増加させます。

MyDyson™アプリは、人々が汚染にさらされる機会を減らし、意義ある行動をとるよう働きかけ啓発する、というダイソンのミッションの中心的な役割を担っています。2016年以来、MyDyson™アプリは、具体的な変化を起こすための重要な第一歩として、身の回りの汚染を理解するためのデータを提供しています。