Dyson Demo VRが始動: ラボ技術活用の、新たなバーチャルストア体験を提供|Dyson ニュース|ダイソン

Dyson Demo VRが始動 : ラボ技術活用の、新たなバーチャルストア体験を提供

新しい生活様式以降の変化する購買活動を鑑み、加速するオンラインと実店舗体験の融合
2021.11.19

ダイソンは、先端的なバーチャル リアリティ技術を活用し、VRヘッドセットを用いることで自宅からでもダイソンのテクノロジやー製品を試すことができるオンライン体験プラットフォーム、Dyson Demo VR(ダイソン デモ ヴィアール)を発表しました。新たなオンライン店頭体験を実現するDyson Demo VRでは、没入型オンライン仮想空間環境上で、ダイソンのテクノロジーや製品について学び、体験ができます。Dyson Demo VRには、ダイソンのエンジニアたちが製品開発段階で取り組む、反復的な試作品製作やテスト、研究開発ラボで用いられるソフトウェアなどの、視覚化およびシミュレーション技術と同じものが多く採用されています。

実店舗等でのオフライン体験と利便性やエンゲージメント性が高いオンラインの融合が、よりよいカスタマーエクスペリエンスを実現します。これは、ダイソンの公式オンラインサイト上で新しく開始予定の、ライブストリーミングイベントやダイソンエキスパートによる個別ビデオデモンストレーションを通じ、自分に適した製品に出会い、テクノロジーを理解したうえで製品を選ぶことができます。

D2Cビジネスの浸透が加速し市場が成長する中、 今回の新しい試みを通じ、オンラインや実店舗におけるD2C体験の強化に取り組みます。これらの仮想体験は、世界318店舗にまで拡大したダイソン直営店舗、Dyson Demo (ダイソン デモ)ストアの存在なしには語れません。Dyson Demo ストアは、昨今のパンデミック禍、既に新たな30店舗が各都市部でオープンし、また年内に新規19店舗、そして2022年には23店舗の新規オープンを予定しています。

ダイソンの創業者兼チーフエンジニア、ジェームズ ダイソンは次のように述べています。
「エンジニアである私たちは常に何かを改善したいと考えています。どのようにダイソンのテクノロジーに触れ、学び、体験を提供できるかもその一つです。ダイソンでは以前から高度なVR技術を新製品開発に用いてきました。今度は同じ技術を応用し、実店舗やオンラインストアで新たな体験を提供します。D2Cの広がりを受け、製品のつくり手から直接購入を希望する声も高まりつつあります。開発した私たち自身がそのテクノロジーがどのように機能するのか一番理解しているからです。同時に、店頭の体験コーナーや、オンラインライブ、ビデオチャットなど、ダイソンのテクノロジーをより理解いただける方法を常に模索してきました。今回、それらに加えて仮想空間を通じた新たな体験を提供します。」

Dyson Demo VR
Dyson Demo VRは、VRを用いたオンライン体験提供としてはダイソンとして初の試みです。11月19日(金)よりOculus Questストアよりダウンロード、利用可能になります。このVR体験は、今後反復的な改善およびアップデートが予定されています。今回の第一段階(フェーズ1)で利用可能な内容は下記です。

- 製品デモンストレーション:仮想空間で、様々な髪質の方にDyson Supersonic Ionicヘアドライヤー、Dyson Corrale™ヘアアイロン、Dyson Airwrap™スタイラーや、レーザー技術で微細なホコリを可視化し、取り逃しを防ぐDyson V15 Detet™コードレスクリーナーを試していただくことができます。
- インサイド ザ テクノロジー:ダイソンのエンジニアへのインタビューやアニメーション等で、テクノロジーの仕組みに関して知ることができます。
- ホーム トライアル:カーペットやフローリング床の種類に関わらず、ダイソンのテクノロジーが実環境でどのように機能するかをご覧いただけるため、ご自身の生活環境に合った製品をお選びいただくことができます。

なお、今後の展開については、ご自宅に居ながらにして、ダイソン エキスパートと会話可能な機能を備えたバーチャルショッピング体験が提供される予定です。

ダイソンのeコマースディレクター、ショーン ニューマーチ (Sean Newmarch) は次のように述べています。
「Dyson Demo VRは、ダイソンのテクノロジーダイソンのエンジニアが研究開発ラボで用いるのと同じ技術を応用することで、ダイソンのテクノロジーをより身近に感じて頂けるのとともに、研究開発ラボで使用する実際の設計データを用いて、ダイソン製品の性能や機能をより詳しく理解いただけます。バーチャル空間で操作するバーチャル製品を体験いただくのですが、実際の製品ソフトウェアを使用しているため、ご自宅にいたとしても極めてリアルな体験が可能です。」

バーチャル環境での製品開発
ダイソンでは、初期の物理的な試作品作りに取り掛かる前に、バーチャル環境を駆使し技術開発を進めるため、VRをはじめとする製品開発ツール、シミュレーションツールを取り入れてきました。例えば、電気自動車開発プロジェクトでは、路上でのドライビング体験のシミュレーションのほか、内装、外装の色、素材、仕上がりを再現するためにVRを活用。これにより、エンジニアは仮想世界において車載エンジン内側の動きを、従来以上のレベルで詳しく把握することが可能になりました。そして、実際の試作品作りに着手する前に、近接検知機能や性能をテストし、問題を解決することによって開発に活かすことができたのです。

シニア プリンシパル エンジニアのマイク アルドレッド (Mike Aldred)は、次のように述べています。
「ダイソンのテクノロジーは複雑な問題を解決し、ユーザーの日々の生活に密接に関連します。よく知るためには使い込む必要があります。ダイソン製品の高機能性、耐久性、信頼性を確保するためには、現実世界で試すことが極めて重要です。そして高度なバーチャルシミュレーション環境により、テストをスピードアップさせ、しかも幅広いシナリオで試せます。エンジニアはシミュレーションによってその設計を実用化した結果を設計初期段階で理解でき、その結果、高性能テクノロジーをこれまでより迅速に開発できます。」