ダイソンの空気質センサー内蔵のバックパックを使用し、日常の空気質を調査|Dyson ニュース|ダイソン

ダイソンの空気質センサー内蔵のバックパックを使用し、日常の空気質を調査

~目に見えない空気の問題を可視化~
2021.7.1

ダイソンでは、世界6か国(日本、オーストラリア、オランダ、スイス、ドイツ、ロシア)6名のアスリートと協力し、ダイソンの空気清浄機に搭載されるセンサー技術を内蔵したプロトタイプのバックパックを使い、空気質の調査を行いました。この調査は、日常生活における空気中の汚染物質をモニタリングし、身の回りの汚れた空気の情報から対策や、より快適な環境作りに役立てることを目的に実施しました。日本では、北京オリンピック 男子4×100mリレー 銀メダリストの末續慎吾選手が、このバックパックを背負い、東京都内や活動拠点の神奈川を歩き、日常生活における空気の状態を調査しました。

このバックパックは、ダイソンの空気清浄機に使用されているセンサー技術を活用し、移動中に空気質のデータを収集することができるポータブルの空気質測定装置です。微粒子センサー、ガスセンサー、バッテリーパック、GPSを内蔵し、バックパック周辺の空気の状態を確認することができます。

当初、このバックパックを活用した空気質調査は、ロンドン市とキングスカレッジロンドンのブリーズロンドンプロジェクトの一環としてスタートし、ロンドン市内の小学生250名の通学用の空気質を測定できるバックパックとして使用されました。調査の結果から、通学路の空気の汚染状況をマップ化し、通学路や通学の方法を空気の汚れが少ないルートへ変更し、子供たちから汚染された 空気を遠ざけることに役立てました。ダイソンでは、現在、世界中でこのバックパックを活用し、身の回りの空気に対する意識を高め、身の回りの汚れた空気を少しでも減らすことに貢献したいと考えています。

今回の調査は、日常生活における空気の汚染を可視化し、その原因と曝露の対策を研究することを目的に行いました。 ダイソンのエンジニアは、このバックパックからデータを収集し、データの分析を行うことにより、空気の汚染が発生するさまざまな活動を明らかにしました。

末續選手は、普段過ごしている練習拠点や、自宅だけでなく、東京都内の観光地、ランニングコースやスポーツをする際に訪れる場所などを巡りました。

屋外の空気汚染
今回のルートでは、競技場や、ビーチ沿いなどでは、数値が低く、非常に空気質がきれいだったことが確認できた一方、交通量の多い道路を移動する際などに、主に排気ガスから検知されるNO2の数値が上昇していることを示しています。

一般的に、NO2は車の排気ガスが発生源の一つであり、混雑した道路の移動や、運転の際に、汚染レベルが上昇することがあります。特に多くの人や、アイドリングでの停車中の車両が集まる信号や横断歩道などで、検知される場合があります。

室内の空気汚染
今回の調査では、屋外の空気の質だけではなく、屋内の空気の質についても測定しました。友人宅で食事をされた際に、最も高い数値を記録しています。一般的に、調理の際の煙やニオイは、NO2(二酸化窒素)などの有害なガスやニオイが放出されることがあります。また、室内ではスプレーや家庭用洗剤に含まれる一部の化学物質には、ベンゼンなどのVOC(揮発性有機化合物)を空気中に放出することがあります。

在宅時間が長くなることで、室内の空気が汚染
東京都内で使用されたダイソンの空気清浄機の空気質統計データ[C] を調査した結果では、在宅時間が長くなることで、室内の空気質が悪化しやすい傾向があることが分かっています。また、今回のバックパック調査結果でも、空気の汚れは、屋外だけの問題ではなく、室内の問題でもあることが明らかになりました。

室内で過ごす時間が増加しているといわれる昨今、室内での生活時間は約87%とも言われ、汚れた空気に最もさらされる可能性のある場所ともいえます。その室内の空気には、人間の目に見えない花粉やPM 2.5といった微細な粒子が屋外から入り込む場合があり、洗剤やペットのフケやダニの死骸、調理中の煙といった室内での活動が発生源になる場合もあります。現代の住宅はエネルギー効率のために高気密であることが多く、空気の循環が悪くなり、汚染物質が室内に滞留しやすくなるという欠点を抱えています。そのため、部屋全体の空気を循環させ、清浄することが大切です。

ダイソンの空気清浄機は、自動で部屋の空気の汚染を検知し、Air Multiplier™テクノロジーで空気を送り出し、部屋の空気を循環させ、PM 0.1の微粒子までも99.95%捕らえ[C]、部屋全体の空気を徹底的に清浄します[C]

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