前回、「
寝具掃除に関する通説」 を解説した、ダイソンの微生物研究者、ジョアンナ カンがおススメする寝具(大)掃除の4つのステップを紹介します。
「人は、一定の時間をを過ごす、ベット等の寝具のケアに関しては、実は見逃されがち、見落としがちな場合があります。この傾向は、ダイソン グローバル ダスト調査 2022[C]でも明らかになっています。本調査よると、世界の4人中3人が定期的に寝具[C]に掃除機がけを行っていません(実施していると回答した日本単体の割合は、14%)。
一般的に、寝具には約10万匹から1,000万匹のダニが生息している可能性があるといわれています。また、1匹のダニは1日に約20個のフンを排出し[C]、これは、健やかかつ快適な生活環境に影響を及ぼすといわれています。
ダイソン微生物研究所のリード リサーチ サイエンティストであるジョアンナ カンは、「人やペットの身体から剥がれ落ちる皮膚片や皮膚細胞は、ダニの主なエサになります」と、説明します。「そのため私たちが日々一定の時間を過ごす寝具が、ダニにとって好ましい生育環境になる場合があることは驚くにあたりません。」
「寝具マットレスの掃除に万能の方法はありません。寝具マットレスの種類や使用する人の個人差が影響するためです。」と、ジョアンナは語ります。
「定期的な寝具掃除がおススメですが、少なくともダニが増えやすい春と、ダニの季節が終わる秋頃に掃除を実践するのがおススメです。こうすることで、ダニの季節が始まる前に寝具マットレスに付着した皮膚片を取り除くことで、ダニの主なエサとなる食物源を最小限に抑えることにつながります。」