2016年11月6日、14日

ヒューマン・ドッグ トレーナーが語る
「家電を上手に使って、ペットと共生する暮らし」

近年、ペットと一緒に暮らす家庭が増えるに伴い、ペットにも人間にも快適な室内環境づくりへの意識が高まりつつあります。そこで11月6日Dyson表参道、11月14日BMWiとのコラボレーションイベントにて、ヒューマン・ドッグ トレーナーの須﨑大さんによるトークセッションを開催しました。須﨑さんの提唱する、「犬を飼うではなく、犬と共生する」ために、家や車内でできる暮らしのヒントを紹介します。

犬の見えている世界を知ろう

「ペットは今、“飼う”から“共生する”になってきています。外で飼うのではなく家族として室内で一緒に暮らす。そのために犬たちの生態や気持ちが分かるともっと楽しく暮らせるのではないでしょうか」そう語るのは、ヒューマン・ドッグ トレーナーの須﨑大さん。実務経験と動物の行動学・心理学を学んできた立場から人と犬の相互関係をライフワークとして研究する須﨑さんのもとには、吠える・噛むなど悩みを抱えた飼い主の方が日々訪れてきます。須﨑さんいわく、「それらは飼い主が感じている問題で、ただ犬は好きなことをしているだけ。それを飼い主が問題だと感じるなら、犬の行動や心理に基づいて思いやることで、その距離を縮めることができる」とのこと。

「犬を飼うと家が汚れると思う方も多いですが、実際はよく掃除するようになるのできれいになります」と語る須﨑大さん

その距離を縮めるために、このイベントで語られたのは「犬からみた世界」です。犬の体毛の色は、白・黒・茶・灰色などが多いですが、実はそれらは犬が認識できる色だそう。見分けられる色だから、身に着けている。当たり前のようですが、それだけでも人間の見えている世界との大きな差が感じられます。また、犬は100m先のものが1cm動いただけでも認識できるそうです。それは、もともと小さい動物を獲物にしていた習性で、一方で動かないものは、犬にとって獲物対象にも危害を与える対象にもならず、意味がないため興味がわかないそうです。
また、聴覚も人間とは違う。よくオートバイクの音に反応して吠えている犬がいますが、それは犬が高周波に対して特に敏感だからで、掃除機などの家電製品からの音も特に高周波がよく聞こえているそうです。

さらに驚きなのが、嗅覚。「犬はニオイの夢を見る」といわれるほど、記憶の重要な部分を司っているそう。たとえば、「今日はこんなおいしいご飯を食べたな」「めいいっぱい草原を走り回ったな」というようなニオイの情報で、夢をみると言われています。そのなかでも過敏なのが、人間の汗のニオイ。靴を履いて歩いた後のニオイも犬は感じることができます。とくに大好きな飼い主のニオイならなおさら。よく、靴や靴下を犬が噛んでいるのは、そのせいだそうです。
なるほど、視覚・聴覚・嗅覚ともに人間の感覚とは大きく違います。それらをヒントに、犬との共生のコツを考えられそうですね。

会場につめかけたペットオーナーの方々も、須﨑さんから語られる犬の世界に熱心に耳を傾けています

換毛期に限らず、365日のケアが重要

ペットと暮らす中で、気になるお悩みの代表格といえば抜け毛。秋は換毛期といわれていますが、須﨑さんいわく、「高気密・高断熱の現代の住宅では、意外と1年中気温が似ているので、換毛期が年中あると思ったほうがいいです。さらに、いろんなバクテリアがでてきたことによって、犬が自分の毛にアレルギーを持っていることもあります。これまでは1日1回掃除すればいいというのがあったのですが、もっと精細にケアしてあげることが必要になってくると思います」とのこと。
実際にダイソンが調べた寝具のハウスダストに関する調査でも、ダニの数は梅雨から夏にかけて増加します。なぜなら、夏は湿度が高くなることによってダニが増殖し、そのダニの死骸が秋になると増加するから。また注目すべきはダニから生まれる抗原量。抗原量は生きているダニではなくダニの死骸に起因します。夏に増えたダニが秋になると死骸となるためダニ抗原量は夏から秋にかけて増加しています。

コナヒョウダニの数、ダニの抗原量ともに、夏秋にかけて増加している

犬と一緒にお掃除をするコツ

さらに、須﨑さんから犬とともに上手に掃除するコツが紹介されました。
「掃除をする時に、犬が吠えたり噛んだりすることはありませんか? 多くの方は、掃除機を持ってきて、すぐに掃除を始めてしまう。それが犬にとってはあまりよくないのです。何かわからないものが急に出てきて、音を発する。しかも飼い主がそこに意識を集中しているので、犬は掃除機に対して「何なんだ、あいつは?」となってしまうのです。また犬によって反応が違っていて、何が原因で興奮しているかを知ればケアの仕方も変わってきます。たとえば、掃除機を出した時にくわえたり噛んでくる犬は、掃除に対する印象が興奮の刺激になっていたり、嫌だと思っている。そういうタイプの犬に対しては、掃除機を出してすぐ掃除をしない。トントンと掃除機を軽く叩いてあげると、ほとんどの犬たちが近づいてきます。犬に近づけないで、犬から近づいてくることが大事なんです。近づいてきたら、そのときに褒めてあげたり名前を呼んだり、おやつをあげるなどしてください。そうして近くでニオイをかがせることで、犬は掃除機を理解します。「なんだろう?」と思ったら、必ず近づいてニオイをかいで初めてそれが何か理解するんです。その工程をスキップすると犬は困惑するのです。
また、音を出したときに犬が反応した場合、そこに興味をもっているか嫌だと反応しています。そのときには1回止めて、「大丈夫だよ」と声掛けをしたり、名前を呼んであげると落ち着きやすくなります。
さらに、掃除機を動かしたときに興奮するタイプの犬。それは、掃除機を獲物だと思っている場合や、飼い主の掃除を手伝っているつもりの場合もあります。さらに嫉妬もあります。「あいつはいつも飼い主の注目を集中させている、僕のことも見てよ」と。動かさなくても噛んでくる犬は、「もっと動かして」と言っています。犬によってそれぞれ反応は違いますが、こういったコミュニケーションが取れれば、落ち着かせて掃除を進めることができるんです。それをしないで、ゲージに入れておくのは臭いものにフタをしているだけで何の解決にもならないです。このように掃除の前に認知するプロセスを踏んであげると、一緒に掃除を楽しめるようになります」

延長ホースのニオイをかぐペット。このようにニオイをかがせることで、掃除機を認識するようになる

音の改良は、犬にとっても大改革

実際に、長くダイソン製品を愛用している須﨑さん。自宅では散歩中はロボット掃除機、ブラッシングの後はハンディクリーナーなどシーンによって使いこなしているそう。そんな須﨑さんならではの製品の魅力も語っていただきました。
「10年ぐらい前からダイソンの製品を使用しているのですが、最近のハンディクリーナーはかなり高周波の音が減っているのが分かります。自宅やスクールでも実際に使っているんですが、高周波が減ったことによって明らかに犬たちの反応が良くなっています。犬は高周波に反応しますが、それは獲物である小動物が発する音に似ているからなんです。そういう犬の本来の性質を知っていれば、高周波を減らしてきているエンジニアの方の努力は、犬たちにやさしいなと僕は思います。またトレーニングによっても、掃除機を気にならないようにすることができます。音を出して耳が動いたとき、犬が音に反応した瞬間です。このときに穏やかに触ってほめてあげましょう。よく犬をほめるときに、勢いよくほめてしまう方いらっしゃいますが、かえって興奮してしまいます。犬を落ち着かせる方法は、ゆっくり触って声掛けをしてあげる。競馬のジョッキーは馬を興奮させて早く走らせるときに首元を叩きます。一方、競馬が終わった後、馬の体をゆっくり触ってあげていますよね。あれが動物を落ち着かせる触り方です。高周波を減らしてきた努力と、こういうケアが合い重なると犬にとって掃除機の音は問題なくなってくるんです」

音を出した後に、このようにやさしくなでて声をかけてあげると、落ち着くようになる

犬と車でお出かけするコツ

犬と共生することによって、休日のレジャーを一緒に楽しもうと車に同乗する機会も増えてきています。そこで、上手に犬と車でお出かけするコツも須﨑さんに伺いました。
「みなさんが車を運転するときに、一般道から高速に入ると最初は早いなと思いますが、だんだん目が慣れてきます。これは、犬の見ているビジョンと似ています。一方で窓から流れる景色を想像してみてください。これは草食動物が見ている世界なんです。犬がドライブ中に酔ってぐったりしたりよだれを出してしまう場合がありますが、それは車窓を流れる景色を見ているからかもしれない。そういう犬たちに対しては、流れる景色を見せないほうが酔わないということもあります。またニオイがたまっていて酔ってしまう犬や、食べ物やゴミのニオイで酔ってしまう犬もいます。犬の鋭い嗅覚を想像すると、車の中をより清潔にしてあげることがとても大事だと想像できますね。」

車内に潜むハウスダストの実態

愛犬とのカーライフに必要な車掃除ですが、きちんとできてない人が多いが実際のところです。ダイソンの調査でも、「適切な掃除方法が分からない」「頻度がわからない」など70%以上の方が車掃除に悩みを抱えていました。また、子どもや愛犬のいる10名の車両を対象にした調査では、とくに愛犬を乗せた車から非常に多いダニの数を検出しました。その数は寝具を対象にした調査で出たダニの数よりかなり多量のものでした。それは、愛犬が頻繁に乗車する車内にはダニのえさとなる愛犬の毛や垢、皮膚犬などの有機物が多くなるためだと考えられます。そのような車内掃除に最適な掃除機が、Dyson V6 Car+Boat Extra。ダイソンが掃除機のために開発した非常にパワフルかつコンパクトで耐久性のあるダイソンデジタルモーターV6と、独自の2 Tier Radial™サイクロンによって、変わらない吸引力ときれいな排気を実現しました。また、カーチャージャーや車掃除に最適なツールなども付いています。(Dyson V6 Car+Boat Extra の詳細はこちら)

車内のダニの数は、寝具から出たダニの数より倍以上多かった。

Dyson V6 Car+Boat Extraと車内掃除に便利な様々な付属ツール、カーチャージャー

クリーナーで上手にグルーミングするには?

また、ダイソンではペットグルーミングツール やタングルフリータービンツール などペットを飼っている方に特に便利なツールを発売しています。これらの上手な使い方も、須﨑さんから紹介されました。
「このツール(ペットグルーミングツール)が発売されたとき、画期的な製品でとてもびっくりしました。このツールにはスリッガーのようなもの付いていて、これで毛をときながら同時に吸引するんです。これも掃除機と同じでいきなりブラッシングしようとしないで、まずは掌で体を触ってあげて愛情を注いだ後に掌の代わりに充てると、同じように手で触ってもらっているような印象になってくるから、犬たちも落ち着いて体をゆだねてくれる。このワンクッションを入れるだけで、かなり受け入れてくれるようになります」

※ ペットグルーミングツール、タングルフリータービンツールはキャニスター型掃除機、アップライト型掃除機の付属ツール。

ペットグルーミングツールはスリッカーブラシの長さの調節や出し入れなど、後ろのボタンで簡単に調節ができます。

“羽根のない扇風機”のムラのない風は、犬にもなじみやすい

空気が乾燥しウイルスが活性化する季節はペットだけでなく、人間の体調管理も重要となってきますよね。この時期のお部屋の温度・湿度に対して、どのようなケアが必要か須﨑さんに伺いました。
「犬は毛に覆われているので、最近は乾燥してくると犬たちが体に静電気をためこんでいることがあります。むかしは、散歩するときに土の上を歩いて放電していたのですが、今はアスファルトを歩く機会が多いため、十分に放電ができない。散歩に出ても犬たちが放電できずに帯電している。実際に、田舎で暮らしている犬たちよりも都会で暮らしている犬のほうが皮膚の問題が多いそうです。また夏に比べて、冬は犬の行動範囲が狭まります。とくにお留守番の時間とかは、一定のところにいることが多い。そういったときに、このDyson Hygienic Mist™ 加湿器は部屋を均一に潤すので、犬が加湿器から離れた場所でじっとしていても加湿ができる。これまでにはないものだと思います。

バクテリアを除菌する衛生的なDyson Hygienic Mist™ 加湿器。Air Multiplier™ テクノロジーを搭載し、均一に部屋を潤す。

1 部屋を均一に加湿する能力、製品内部における抗菌(微生物)作用の有効性、バクテリアを排出する可能性を測定した自社試験結果。日本国内で販売台数上位25機種の加湿器(2015年10月から2016年3月の市場調査会社データに基づく)が対象。

また部屋の空気が滞っていることは、犬たちに良くないです。できるだけ自然な空気の流れを作ってあげることが大事。他の扇風機は羽根で風を切っているから、送られている風も断片的な風なんですね。ダイソンの“羽根のない扇風機”は羽根で風を切っていないので、ムラのない自然な風に近いと思います。音は空気で伝わるのはご存知ですよね?切れた空気が送られてくると耳に残りますが、自然の風は耳に触らないので音も自然に近くて犬にとってもなじみがよいと思います。また、最新の空調家電、Dyson Pure Hot+Cool Link™ 空気清浄機能付ファンヒーターはアプリで外出先からも室温を調整できるそうですが、これからの時期、日が落ちてくると急に温度が下がったりしますよね。残業で帰れない時などに外からも操作できるのが、とても安心できて心強いですね」

ファンヒーター、扇風機、空気清浄機にもなる1台3役のDyson Pure Hot+Cool Link™ 空気清浄機能付ファンヒーター。

2 欧州規格EN1822に準拠し第三者機関IBR(米国)が2016年7月に実施した、0.1μmの粒子を使ったフィルター試験結果。日本国内売上台数上位25機種の空気清浄機(2015年10月から2016年3月の市場調査会社データに基づく)が対象。

須﨑さんいわく、「ペットと暮らすにはいろんなケアが必要ですが、その一方で笑顔やふれあいなどいろんなものを与えてくれる。だからこそ、そんな毎日にペットと共生するためのケアができる家電製品があると、ペットとの暮らしをより快適に楽しく過ごせる」とのこと。みなさんのペットとの共生にも、ぜひダイソン製品をご活用ください。

今回ご紹介した、Dyson V6 Car+Boat Extra、Dyson Hygienic Mist™ 加湿器、Dyson Pure Hot+Cool Link™ 空気清浄機能付ファンヒーターはダイソン直営店オンラインショップ 各販売店で発売中です。またDyson表参道では、定期的にさまざまなイベントやキャンペーンを開催しています。(イベント・キャンペーン情報はこちら) 日々の暮らしを快適にする製品の魅力をぜひ、Dyson表参道で実際にご体感下さい。

Dyson V6 Car+Boat Extraの詳細はこちら
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Dyson Pure Hot+Cool Link™ 空気清浄機能付ファンヒーターの詳細はこちら

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