第四章
ボールバロー
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ボールバローの販路を広げようとしていた時に、銀行の支店長から英ブリストル近くのドディントン・パークに住むコドリントン家を紹介された。ジェームズ ワイアットが設計した18世紀後半の家屋は、当時私たちが住んでいた場所から道のすぐ先にあり、絶好のフォトスポットでもあった。1977年のある暖かい日、ディアドリーがその辺りをボールバローを押しながらカメラに向かってきた時の様子。25年後にドディントン・パークが我が家になろうとは、この頃は知るよしもない。
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英アクトン・タービルの自宅の庭でエミリーとジェイクを抱きかかえるディアドリー。1970年にバドミントン地所から購入。
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ディアドリーとエミリー、ジェイクがボールバローに乗って遊んでいる様子。1975年に英ノーフォークのクレイにある母の実家で。
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フランスでの写真。ボールバローと、その傍らに年代物の手押し車。ジェイクは水の分析中。
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地元の材木店、ヒル・ライ。建物内のチリやホコリを排出するためにサイクロンを設置していた。これがひらめきの種になり、やがてサイクロン式掃除機が誕生。
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南仏プロヴァンスのビーチにて。1978年に発売したトロリーボールを手にした友人一家の娘、クレア ハリス。一般的なボート運搬車と違い、ボールバローと同じ発想で空気入りボールを採用した構造はやわらかな砂地に車輪が埋まって浮いたり止まることがない。
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使用中のトロリーボール。