第5章 コーチハウス| 「インベンション 僕は未来を創意する」 ジェームズ ダイソン
第5章

コーチハウス

※動画再生後、CCボタンから日本語字幕を選択いただけます。

大型車輪の車椅子

1980年代の車椅子

ジェレミー フライと、障がい者の支援活動を行い、自身も子どもの頃にポリオに罹患経験を持つ、スノードン卿との共同プロジェクト。大型の車輪を取り付け、設置角度を45度に、従来の垂直車輪の車椅子と比べて高い段差でも操作しやすい。
ホイールボートの卓上モデル。運転席にはミニチュアのロンメル将軍

ホイール ボート

サスペンション付きの四輪駆動車。車輪にパドルブレードスロープを後ろ向きに取り付け、実験したところ、水面から浮上して走行することでスピードアップが可能に。しかし思いがけないことに、特許申請した結果、軍用とみなされてその技術を実用化する許可が下りず。これは卓上モデルで、運転席にはミニチュアのロンメル将軍が!
貯水槽でテスト中のホイールボートの機構

ホイール ボート

バース、ロイヤル・クレッセントの裏手にあるセカンドコーチハウスの自家製テスト用貯水槽にて。ホイールボートの技術をテスト中の様子。パドルを後ろ向きに取り付けることによって車輪が水面を浮上することに気づき、画期的な発見となった。
来日中、デスクトップPCに向かって作業中のジェームズ ダイソン

1985年の日本

1985年、日本のカーデザイン専門誌『カースタイリング』にG-Forceの記事が掲載されることになり、ポーズを取っているところ。右手にはホイールボートの卓上モデル。
製図版を前に座るジェームズ・ダイソン

製図板

1985年当時、西麻布で作業中。後に「G-Force」として発売される掃除機のクリーナーヘッドの設計を修正中の様子。先進的な日本のメーカー、Apexと「G-Force」の生産を開始できたことに多大な感謝を。ペールピンクの色合いはたちまち定番デザインに。
コーチハウス、オフィス内の様子

コーチハウスのオフィス

自宅敷地内のコーチハウス。2階は簡素な事務所、1階に機械工房。誰かが下の階に電話をかけると、「はい、こちらエンジンルーム」と返事が返ってる日々。
Kleeneze Rotork社製サイクロンの隣に立つジェームズ ダイソン

機械工房

コーチハウス内の機械工房とKleeneze Rotork社製サイクロン。
Kleeneze Rotork社製サイクロンのレビューが掲載された新聞記事

1980年代のKleeneze Rotork社製サイクロン

1983-1984年にかけて生産されたKleeneze Rotork社製サイクロンのレビュー記事。残念なことに私のデザインでライセンス生産させたロトルクは、経営を任せる相手を間違え、生産台数はわずか550台と商業的には成功せず。
ジェームズ ダイソンとG-Force

G-Force

シカモアハウスにて、1986年撮影