ダイソン、27 億 5000 万ポンドの5カ年投資計画の次のステージについて発表|Dyson ニュース|ダイソン

ダイソン、27 億 5000 万ポンドの5カ年投資計画の次のステージについて発表

~ソフトウェアとコネクティビティを利用し、自己改善する製品の開発~
2022.12.1


ダイソンのチーフエンジニアであるジェイク ダイソンは、YouTube上で、ダイソンがソフトウェアをベースとしたチームを強化し、新世代のインテリジェントで自己改善可能なコネクテッド製品に取り組んでいることを明らかにしました。ダイソンは、27億5,000万ポンド(約4,152億円*)を投じて新しい技術開発に取り組んでおり、ソフトウェアとコネクティビティ技術を将来の製品パイプラインの中心に据え、研究開発に取り組んでいると述べています。ダイソンの製品のユーザーが問題に気づく前に、それらの問題を解決するなど、ソフトウェアとコネクテッド製品の飛躍的な能力の向上が、ユーザーの生活をより快適にすることを明らかにしています。

*1ポンド=151円換算
ダイソン製品は、無数のセンサー、電子機器、制御システム、およびソフトウェア コードのレイヤーを使用することで、よりインテリジェントに進化しています。これは、2012 年以降、ソフトウェア開発者が 10 倍に増えたことで実現しています。今後もダイソンでは、世界中でチームを拡大していきます。

このソフトウェア技術により、ダイソン製品は、目に見えないものを可視化することを実現しています。例えば、ダイソンの空気清浄機は、汚染物質を検知し、捕集します。また、オーナー自身が、自宅等の生活空間における空気質の状態を知ることができ、さらに将来の製品開発に繋げることができます。最新のダイソンの掃除機は、微細な粒子をカウントし、そのサイズを表示することで、床のホコリや汚れを正確に把握することができ、10年前のダイソンの製品から飛躍的な進歩を遂げています。

製品は長く所有すればするほど賢くなり、何かがおかしいことに気付くと、製品が問題を自己識別し、トラブルシューティングを行い、問題を解決する能力を備えています。
ダイソンのチーフエンジニア、ジェイク ダイソンは次のように述べています。
「ソフトウェアとデータサイエンスが私たちにもたらすものは、宣伝のためのギミックや実のない機能ではなく、人々の生活を楽にすることです。私たちは、英国、シンガポール、フィリピン、ポーランドの研究所とキャンパスに投資し、15年の展望のもと、最高機密かつ持続可能なスマートテクノロジーに取り組むエンジニアリングチームを増やしています。」
10年にわたるソフトウェアの旅、そしてその先へ
過去10年間、ダイソンは、イギリス、シンガポール、マレーシア、フィリピン、中国、ポーランドにおいて、ソフトウェアとコネクティビティのチームを当初の10倍以上の規模に成長させてきました。このような専門性の向上は、ダイソンが製品の知能と「頭脳」を進化させることに注力していることを反映しています。ダイソンのデータサイエンティスト、ロボット工学、エレクトロニクスハードウェア、機械学習エンジニアは、ソフトウェアと並んで、ダイソンのエンジニアリングチーム全体の中で重要な役割を担っており、その割合は増加しています。

かつてソフトウェアは、個々の部品を制御するためのものでしたが、現在ではダイソンの技術のあらゆる機能において重要なものとなっています。ソフトウェア、アプリ、クラウド開発、そしてダイソン製品に搭載されたアルゴリズム、機械学習、人工知能などのソフトウェアは、ダイソンが過去10年にわたり事業を展開してきた中核分野である機械工学を超えた高度な機能を可能にします。最初のダイソン掃除機できたことは、モーターのスイッチを入れることだけでした。現在、ダイソンの掃除機は、無数のセンサー、エレクトロニクスハードウェア、ソフトウェアのおかげで、バッテリーの残量をユーザーに通知し、床の種類に応じてエネルギー使用量を調節することまでも可能です。

Dyson 360 Heurist™ロボット掃除機を例にとると、ユーザーの方々は、自分で掃除機をかけて室内を歩き回る必要が無く、ロボット掃除機が代わりに掃除してくれます。また、新しく発表されたMyDyson™アプリを通じ、ダイソンオーナーは、自身の手のひら上で、製品の利点やパーソナライズされたチュートリアル情報を得ることができます。また、ダイソンは、空気清浄機と空気質に関する教育の中核となるデータサイエンスを強化、発展させています。
ダイソンCEO ローランド・クルーガーは、次のように述べています。
「ダイソンは、英国、シンガポール、アジア、ヨーロッパ、アメリカ大陸で拡大する5年間の27億5,000万ポンドの投資計画を実行している最中です。2020年11月には、エネルギー貯蔵、ロボット工学、機械学習、eコマースなどの新技術に投資することを発表しました。これらの投資は、ダイソンの製品カテゴリーを拡大し、新しい分野の製品を生み出す基礎を築くものです。全社的なソフトウェアスキルに重点を置いた「デジタル化への推進」は、これらの投資の中核をなすものであり、ダイソンの新しい章を書く上で、大きな力となることでしょう。」