家事への応用が期待されるプロトタイプのロボットを公開、同時に世界トップクラスのロボットエンジニアを募集|Dyson ニュース|ダイソン

家事への応用が期待されるプロトタイプのロボットを公開
同時に世界トップクラスのロボットエンジニアを募集

2022.5.27

2022年5月25日(水)*、ダイソンは米フィラデルフィアで開かれているロボット工学とオートメーションに関する国際会議(International Conference on Robotics and Automation: ICRA)において、未来の家事ロボットのプロトタイプを公開し、優秀なロボット工学人材に対し、ダイソンチームへの仲間入りを呼びかけました。
*米国現地時間

ダイソンは、この会議で先進的なロボット工学分野における、私たちの目指すべき方向性を改めて示し、手間のかかる家事やその他の作業を処理できる自律型デバイスの研究開発の加速を表明しました。ダイソンのソーシャルメディア上で公開した映像には、最新のロボットハンドが物を掴む様子や、ロボット掃除機を超越した技術の進歩が実証されています。英ウィルトシャー州のハラビントン テクノロジー キャンパスでは、ダイソンのチーフエンジニア、ジェイク ダイソンが率いる研究開発チームが機密性の高いプロジェクトに取り組んでいます。

現在、ダイソン史上最大規模のエンジニア採用が進行中であり、今年に入ってすでに2,000名が入社し、そのうち半数がエンジニア、科学者、プログラマーです。引き続き、コンピュータービジョン、機械学習、センサー、メカトロニクスを含む幅広い分野のロボットエンジニア250名を採用し、ロボット工学に関わる目標実現に向けて活動を加速させるとともに、今後5年でさらに700名のロボット工学人材を増員する予定です[C]。その基本計画としてハラビントン テクノロジー キャンパスに英国最大規模の最先端ロボット工学センターを開設し、2020年代末までの実用化を目指します。

新規採用者はハラビントン テクノロジー キャンパス、インペリアル カレッジ ロンドン内のダイソン ロボット工学ラボに程近い場所に新設されたロンドンラボ、またはグローバル本社のあるシンガポールが活動拠点となります。ダイソンはこの半年間にハラビントン飛行場跡地のメイン航空機格納庫の一つをひそかに改装し、250名のロボットエンジニアを新たに迎え入れる準備を整えてきました[C]。27億5,000万ポンド(約4,152億円[C])の新規技術・製品・設備投資計画における次のステージはダイソンが取り組む最先端ロボット工学の変革です。計画に含まれる予算のうち6億ポンド(約906億円[C])を2022年に支出する予定です。

ダイソンのチーフエンジニア、ジェイク ダイソンは次のように述べています。「ダイソンでは20年前からロボットエンジニアを採用し、今年だけでさらに250名の増員を予定しています。言わば、未来のロボット技術に対する『大きな投資』 です。機械工学、ビジョンシステム、機械学習、エネルギー貯蔵などの分野においてダイソン全体の研究開発を押し上げることになります。世界の優秀な人材にぜひ仲間に加わっていただきたいと考えています。」

現時点で商品化されているダイソンのロボットはロボット掃除機です。初代DC06は20年前に誕生しました。今回公開された映像では物体操作、ロボットラーニング、視覚、準拠制御に関わる最新研究を垣間見ることができます。すなわちダイソンで最も新しい「大きな投資」の世界初披露、階段の入口です。