Make Invisible Visible|Dyson ニュース|ダイソン

Make Invisible Visible

~テクノロジーで目に見えない微細なゴミや、空気中のホコリを可視化:「見える化」で得る気づきとは~
2021.5.26

室内で過ごす時間や機会が増え、心地よく健やかな住空間づくりへの興味、関心、意識が大きくシフトしたこの一年。 自宅で愛用、活用するモノや道具への関心が高まったオーナーの方も少なくないかもしれません。 ジェームズ ダイソンは、以前「機能するモノは美しい (Things should work properly)」と語っています。機能美について触れているこの一行には、道具やモノはそれを使用する目的に沿って最適なパフォーマンスを発揮すべきだという思いが込められています。だからこそダイソンは、約30年近く継続して革新的なテクノロジーの研究開発に取り組んでいます。

私たちが日常を営む中で、一見きれいに見える床や空気中には、目に見えないゴミやホコリが存在している場合は少なくありません。
ダイソンの最新テクノロジーは、目に見えないゴミやホコリを「見える化」し取り除くことでよりよい住環境の実現をサポートします。

掃除を科学する - レーザーで微細なホコリを可視化し*1、掃除の結果を数値で証明*2

家庭内のホコリやハウスダストには、ダニの死骸やフン、皮膚片、髪の毛、カビ、昆虫類やその他の繊維類等、微小な生物や物体が混在しています。こうした微粒子の多くは100ミクロンにも満たないサイズのため、肉眼では捉えにくく、顕微鏡を用いてようやく確認ができるほどのサイズです。これら肉眼ではとらえにくい微細なゴミやホコリまでもしっかりと取り除くため、今回、ダイソンのエンジニア達が取り組んだのが、レーザー技術を用いて「可視化」することでした*1

きっかけは、あるエンジニアが自宅の空気中に浮遊する微細な粒子が日光を浴びて輝くことに注目したことです。その後、このアイデアを室内の目視しにくい微細なホコリに応用する研究が始まり、ラボでの実験を繰り返した結果、ダイソンで初グリーンレーザーを搭載したLaser Slim Fluffy™ クリーナーヘッドが誕生したのです。

床とホコリとの間にコントラストを生み、目視しにくい微細なホコリを可視化するため、グリーンレーザーダイオードを床から7.3mmに設置し、1.5度の角度でクリーナーヘッドに取り付けました*1。さらにダイソンのエンジニアは、単に可視化するだけでは十分ではないため、それらをしっかりと除去し、吸引したゴミの粒子を計測することも実現しました。粒子の音響振動を電気信号に変換するピエゾセンサーを用いることで、1秒間に15,000回も粒子の量とサイズを計測し、リアルタイムで掃除機後部の液晶ディスプレイに表示*2。掃除の結果を数値で証明*2します。

ダイソンは、空気中を舞う、目に見えないホコリも見過ごしません。

マスクを着用することが当たり前となりましたが、いくら高性能なマスクも正しく装着されない限り、隙間から汚れた空気を通してしまう場合があります。

空気清浄機においても同じようなことが言えます。一般的に空気清浄機は、製品の組み合わせ部分に隙間があり、高性能なフィルターを搭載していても、フィルターを通過せず、製品の隙間から汚れた空気を漏らしてしまう場合があります。

ダイソンの空気清浄機は、製品の気流の経路を分析。構造を再設計し、隙間を塞ぐことで、製品内部を密閉することに成功しました。さらに、厳格な基準を設けている欧州規格HEPA H13フィルターを搭載することで、PM0.1レベルの微粒子も99.95%閉じ込め*1、高い空気清浄性能を実現しました。

*1 レーザーはフローリング用に設計されています。レーザーの有効性は、使用環境の光やゴミの種類、フローリングのタイプによって異なります。
*2 液晶ディスプレイに表示されるゴミの量とサイズは実際の使用状況により異なります。本機能はモーター駆動ツールでオートモードを使用するために最適化されています。記載されているゴミの例は、粒子サイズや密度が異なることがあり、複数のサイズに表示される可能性があります。10µm未満の大きさの粒子は検出されない場合があります。一般家庭での平均使用量に基づいた自社試験結果です。自社調査を基に、微細なホコリとは100µm以下のゴミと定義づけています。オートモード使用中に自社試験で定めたホコリの濃度の増加を検知した時のみ、自動で吸引力が強まります。
*3 欧州規格EN1822に準拠し、2020年に実施した、0.1µmの粒子を使い最大風量にて行ったフィルター性能自社試験結果。自社規格TM-100583に準拠し、0.1µmの粒子を使い最大風量にて行った実機の清浄能力を測定した試験結果。このフィルターでは0.1µm未満の微小粒子状物質については、除去の確認ができていません。また、空気中の有害物質のすべてを除去できるものではありません。PM 0.1とは0.1µmの大きさの微小粒子状物質です。