昨今、コロナ禍で外出自粛が謳われ、在宅勤務を導入する企業も増えたことで、多くの方が長時間室内で過ごすようになりました。ニューノーマルな生活様式を導入したことで、生活リズムが変化した方も多いと言われています。
東京都市大学 建築都市デザイン学部 建築学科の小林 茂雄教授らの調査によると、全国の25歳~59歳、正社員・フルタイムで働くオフィスワーカー男女600名を対象に行われたアンケート調査によると、5人に1人が、コロナ禍で生活リズムの乱れを感じており、さらに在宅勤務をしている方の方が、その傾向が顕著であることが分かりました[C]。
また、これを基に行われたオフィス勤務と在宅勤務における光の照度と色温度を計測した結果では、一般的に在宅勤務ではオフィス勤務より、昼間に浴びる光が弱い(照度が低い)ことから夜間のメラトニン[C]分泌量が減少し、概日リズムを乱す一つの要因となっていることが判明しています[C]。