ジェームズ ダイソン、エンジニアリングとテクノロジー業界における女性のさらなる活躍および参画を呼びかけ

ルーシー

シニア アコースティック エンジニアリング マネージャー

「ダイソン インスティテュート オブ エンジニアリング アンド テクノロジーの新入生の41%は女性です。これに対して英国の理工学部の平均はわずか16%です。私たちは、ダイソンの将来のエンジニアリングチームの多様性を高めるうえで非常に素晴らしい状況にあります。」

ダイソンでのエンジニアリングで何が一番楽しいですか？

一見解決不可能な問題を解決することは驚くほど楽しく、それができたときは大きな誇りを感じます。Dyson Zone™空気清浄ヘッドホンはそれを象徴する例だと思います。 私たちは顔に装着できる音の静かな空気清浄機を開発する課題を託され、 この小さなサイズにテクノロジーを凝縮させつつ、騒音を遮断することはかなり高いハードルであり、しかも両耳のイヤーカップにコンプレッサーを搭載するなど不可能に思われました。 私の優秀なチームはそれでも実現を決意し、主な騒音源を突き止め、分離するために辛抱強く取り組みました。 ここにダイソンのエンジニアリングのもう一つ優れた側面が垣間見えます。つまり人材です。豊富な知識を持ち、互いに刺激し合う数多くのエンジニアが日々協力する様が素晴らしいと思います。

次世代の女性エンジニアに向けてアドバイスをお願いします。

エンジニアリングとはすなわち、問題解決です。ですから、世界に変化を与えたいと思っている人にとっては最高のキャリアの選択肢だと思います。 エンジニアを目指す若者たちへの私からの最善のアドバイスは、可動部のある古いおもちゃでも、掃除機でも家にある何か見つけて、どんな仕組みになっているのか考えてみてほしいと思います。分解し、また組み立て直してみる。そして自分だったらどう改良するか考えてみてください。もし学校に道具や材料があれば、部品を設計し、作ってみて自分のアイデアを証明するのも良い方法です。ジェームズ ダイソン財団のウェブサイトにアクセスすると、エンジニアリングの教育リソースについて掲載されています。
ですが一番大切なことは、自分がステレオタイプのエンジニアとは違うからというだけで、エンジニアへの情熱を失わないでほしいということです。 結局のところ、新製品の設計には多様なグループの人が関わることが重要です。そうしてこそ多様なターゲット市場に応じた製品を開発できます。国際女性エンジニアリングデーのキャンペーンがこうしたステレオタイプの解消に役立ち、自分と似た人がすでにエンジニアリング業界で活躍していることを知っていただくきっかけになればうれしく思います。

ビッキー

エンジニアリング マネージャー

「ダイソンのエンジニアとは計算ばかりして、何年もかけて小さな部品を作る人ではありません。エンジニアリングは理論に偏った無味乾燥なジャンルではないのです。むしろ、理論と想像力の両輪で実践的に問題を解決する、これ以上ないほど刺激的な場です。」

エンジニアの道に入ったきっかけを教えてください。

学生のときに、数学と芸術、どちらを取るかで悩みました。芸術のクリエイティブな側面に惹かれていましたし、同時に数学のロジックにも興味がありました。そんなときにジェームズ ダイソン財団のワークショップでエンジニアリングに出会い、クリエイティビティとロジックの両方が見事に組み合わさった分野だということに気づきました。

ダイソンでのエンジニアリングで何が一番楽しいですか？

すべてが常に変化し、止まっている暇はありません。昨日と違う今日が、先週と違う今週がやって来るところがわくわくします。私にとってダイソンのエンジニアリングとは、あらゆる物事を学び、作り出す基盤であり、終わりのない知識と発見の旅です。

ジェイド

ダイソン インスティテュート、学生エンジニア

「自分が好きで情熱を持ってやることなら、どんな障害が立ちはだかったとしても乗り越えられます。エンジニアであることに性別は関係なく、男性と同等であるという姿勢で挑めば、周囲はそう認めてくれるでしょう。」

ダイソンでのエンジニアリングで何が一番楽しいですか？

ダイソンはクリエイティビティとイノベーションの拠点です。誰もが独創的で明解な解決策を見つけるために情熱を注ぎ、アイデアがないのは良くないアイデアという文化があります。どんな結果にも学びがあるからです。

ダイソンのエンジニアリングの未来をどのように思い描いていますか？

ダイソンに仲間入りしてからまだ4年ですが、まったく予想もしていなかった製品分野に参入するなど、すでにさまざまな変化を目撃しています。その代表例が先日発表されたロボット工学分野への投資です。まったく新しい可能性の世界へと扉が開き、この先を早く見たくて待ちきれません。

Dyson Zone™空気清浄ヘッドホンプロジェクトの一員として何に一番興味を感じましたか？

Dyson Zone™空気清浄ヘッドホンは、ダイソン初の屋外で使用する製品です。構造エンジニアとして、これまでに経験のない技術課題に直面しました。ユーザーが身につけて使用するため、過去のノウハウがあまりない視点から、ヒューマンファクターやユーザーとのインタラクションを考える必要がありました。ダイソンに入ってから出会った製品の中でも最も興味をそそられるというだけでなく、私にとっては初めて市場に出る製品でもあります。先進的なデザインということもあって、一般からの評価を目にしたときは本当に興奮しましたし、街中でぜひ多くの人に着用してもらいたいと思います。

ルーシー

シニア デザイン マネージャー

「子どもの頃は演劇学校に行きたいと思っていたので、エンジニアを自分の仕事に選ぶなど考えてもいませんでした。ところが、通っていた学校近くの会社で開催された「エンジニア体験ウィーク」に参加することになり、エンジニアという仕事の幅広さを知って、気づいたらエンジニアに気持ちが傾いていました。」

ダイソンでのエンジニアリングで何が一番楽しいですか？

私にとって、デザインを通じて人々の生活を変えられるのは本当に刺激的です。ダイソンでは毎日が変化です。アイデアが概念化され、製品化されるまでを目の当たりにします。ひらめきの塊のような優秀な人材が集まる素晴らしいチームを率いることができるのも幸せだと思います。

次世代の女性エンジニアに向けてアドバイスをお願いします。

皆さんは素晴らしい旅の入口に立っています。エンジニアの道を選んだことは、私の人生の中でも最良の決断でした。もし自信のなさに悩んでいるのなら、とにかく思い切って飛び込んでみてはどうでしょうか。自分を信じて挑戦したときの自身の力にきっと驚くと思います。

ダイソン電気自動車(EV)プロジェクトの一員として何に一番興味を感じましたか？

ダイソンに入社する前は航空宇宙業界にいたので、分野の違いを超えて自動車開発に携わるには猛烈な勢いで勉強が必要でしたが、これまでのスキルを新しい領域で活かすことができ、とても楽しかったです。ダイソン電気自動車プロジェクトのビジョンを理解し、実際に形にすることは刺激的で非常に興味深い経験でした。ダイソンでの数多くのプロジェクトと同様、非常に革新的で、常に既存の枠組みに囚われない発想と、新しい視点からの問題解決方法を求められました。チームはあれほどの短期間で目覚ましい成果を出し、自分がその一員だったことをこの先もずっと誇りに思うでしょう。

チュンルイ

エンベデッド(組み込み)ソフトウェア責任者

エンジニアの道に入ったきっかけを教えてください。

昔から、なんとなくエンジニアに興味はありました。物を作ることや、問題解決に加わることが好きだったので。亡くなった父の影響で、分析機器を専攻しました。 大学では回路設計、機械設計を学び、プログラミング言語も経験しました。とてもおもしろかったです。仕事を始めてから徐々に、自分の関心がソフトウェアに移り始めました。実製品のためのソフトウェア開発や、さまざまな制御機能、製品機能の開発は楽しいです。

次世代の女性エンジニアに向けてアドバイスをお願いします。

コンフォートゾーン(快適な空間)から飛び出すことを恐れないこと、失敗を恐れないこと。 そして、情熱を注げる何かを見つけ、学び、成長する決意をすることが大切だと思います。

アンドレア

デザイン マネージャー

エンジニアの道に入ったきっかけを教えてください。

この瞬間が、この人がきっかけというものは特に思い浮かばないのですが、私はいつも独特な目で世界を見ていたと思います。物事の成り立ちを観察したり、なぜそんな風になっているのか、何か別の可能性はないのかと疑問に思ったりしていました。私にとってはそれがデザインとエンジニアリングの本質であり、好奇心があったからこそ今の私があると思います。

ダイソンでのエンジニアリングで何が一番楽しいですか？

優れたアイデアを思いつくこと自体は難しいことではありません。ダイソンが他とは違うのは、そのような優れたアイデアに成長の余地を与え、概念やプロジェクト、最終製品へと磨いていくところだと思います。そのためには、決断力、ビジョン、そして何が起きるか最後まで見届ける気力が必要です。この規模の企業にとってはなかなかない大胆な資質だと思います。だからこそ、わくわくし、興味をかきたてられる幅広いプロジェクトが生み出されるのだと思います。

ダイソンのエンジニアリングの未来をどのように思い描いていますか？

現代のエンジニアに突きつけられている大きな課題の一つが、枯渇させず、壊さないことを前提にした資源の活用、再利用です。エンジニアリングには資源の管理者としての役割が求められます。ダイソンなら何か面白い解決策を見つけられるはずです。

Dyson Corrale™ヘアアイロンとDyson Supersonic Ionicヘアドライヤーの開発チームの一員として何に一番興味を感じましたか？

私たちが取り組む問題には、その過程のあらゆる段階において常に複数の解決策があります。 ばらばらに見えて、互いにつながった数え切れないほどの判断の繰り返しが、今あるDyson Supersonic Ionicヘアドライヤーや Dyson Corrale™ヘアアイロンの姿を形作っていくプロセスを目撃できたことが非常におもしろかったです。