在宅時間の長期化で、室内の空気が汚染 外出自粛期間中は、室内の空気質にも注意を|Dyson ニュース|ダイソン

在宅時間の長期化で、室内の空気が汚染
外出自粛期間中は、室内の空気質にも注意を

2020.3.12

不要不急の外出を控え、再びステイホームが呼びかけられています。また、空気が乾燥しやすい季節は、室内の汚染物質も舞い上がりやすくなるため、室内の空気質に注意が必要です。

空気清浄機を展開するダイソンでは、前回の外出自粛が呼びかけられた2020年4月7日から5月25日にかけて、東京都内で使用されたダイソンの空気清浄機の空気質統計データ[C]を調査した結果、在宅時間が長くなることで、室内の空気質が悪化しやすい傾向があることが分かりました。

東京都内でDyson Linkアプリに接続されたダイソン空気清浄機の空気質統計データによると、NO2(二酸化窒素)が、前年同時期と比べて30%増加、VOC(揮発性有機化合物)が27%増えていたことが分かりました。

一般的にNO2の増加は、喫煙、ガスレンジ、ガス給湯器、開放型暖房機器を使用することで室内に発生することがあり、VOCは、喫煙、殺虫剤、消臭・芳香剤、滅菌材、接着剤、塗料、インクなどが、室内での主な発生源とされています。この増加の背景には、外出自粛により、多くの方がお家で過ごす時間が長くなり、さらに料理をする機会が増加したことや、テレワークの環境を整えるための新しい家具の設置、DIYをする方も増えたことにより、室内の汚染物質が増えた可能性があると推測されます。

空気の汚れは、屋外だけの問題ではありません。室内の問題でもあります。

料理
外出自粛期間中に、自宅で料理をする方も増えていると言われています。キッチンから漂う匂いの中にも、こうした汚染物質の一部が空気中に含まれている可能性があります。一般的に、木材、ガス、石油などの燃料を燃やすとVOCとPM2.5と呼ばれる小さな微粒子が発生することがあります。

新しい家具やDIY
家がオフィスの役割を果たすようになった昨今、新しい家具の購入や、外出自粛期間中にDIYに挑戦する方も増えています。しかし、新しい家具や材料の一部の塗料には、VOCを含んでいる可能性があり、空気中に放出されることがあります。

掃除
家を掃除するとき、家庭用洗剤の香料に由来するVOCは、空気中に揮発して気体となるため、呼吸などで体内に取り込まれる可能性があります。また、ペットのフケ、花粉、その他の微粒子が混ざったハウスダストなども、空気中に浮遊することがあります。

アロマキャンドル
空気中のニオイを消す、アロマキャンドルや消臭剤、芳香剤のスプレーも、空気中に有害なガスを排出する可能性があります。

室内の空気質への対策

調理中や新しい家具の組み立てなどの際には、換気扇を回すことや窓を開けることで、新鮮な空気を循環させることが大切です。DIYなどの塗料は、水性のものやVOCの少ないもの選ぶことも、こうした汚染物質の発生を抑える一つの方法です。室内では、人の稼働によりペットのフケ、花粉などのハウスダストが舞い上がることもあるため、こまめに掃除機をかけ、汚染物質を取り除くことも重要です。また、空気中のこうした汚染物質を除去することができる空気清浄機を利用することも、室内の空気質改善に役立ちます。

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