花粉の季節を乗り切る:ダイソンの微生物学者によるアドバイス|Dyson ニュース|ダイソン

花粉の季節を乗り切る:ダイソンの微生物学者によるアドバイス

2023.3.6
アレル物質は、体に害のない物質に対して、体の免疫システムが過剰に反応してしまう状態を引き起こします[c]。花粉はその中のひとつとされています[c]

ダイソンの主任研究員であるジョアン カン氏は、次のように述べています。
「くしゃみ、鼻水、涙目、喉のかゆみなどの症状が毎年特定の季節に現れるようであれば、花粉への対策が必要であると考えられます。花粉の季節は春だけというのはよくある誤解です。繁茂する植物や受粉する季節や期間は、お住まいの地域や気候によって違います。ですから、花粉は一年中存在しうるのです。」

花粉対策として、その状態を引き起こす要因について理解することで、必要に応じた予防策を講じることができるようになります。

1. 花粉の情報を把握する

反応を引き起こす花粉の種類は人によって異なります。春に多い木の花粉に反応する人もいれば、夏に多い草の花粉に問題がある人もいますし、秋に多い雑草の花粉に問題がある人もいるのです。熱帯地域や暖帯地域ではシダ植物が生育し、植物が冬に休眠する必要がないため、一年中花粉が飛散する可能性があります。

季節以外にも、気温、時間帯、湿度、雨などが花粉の飛散量に影響します[c]。多くの植物は、早朝や晴天で気温が高いときに花粉を飛ばすので、このような時は花粉の数が多くなります。花粉の飛散量が多いときは、屋外での活動を控えることが、花粉を避けるために有効です。また、雷雨の前や最中、直後は室内にとどまり、窓を閉めておくことで、花粉への接触機会を減らすことができます。

花粉の種類や飛散時期などの情報を把握することで、予防策を講じることができます。

2.家の中にある潜在的なアレル物質を探す

ダイソングローバルダスト調査[c]によると、ハウスダストに花粉が含まれることを知っているのは10人に1人にとどまります。 花粉の胞子は小さくて軽く、室内外の空気の入れ替わりにより花粉のような屋外の塵埃が家の中に入ることは避けられません。また、花粉の粒子は、髪の毛、服、さらにはペットに付着し、家の中に入り込みます。

ダイソングローバルダスト調査[c]によると、 3人に2人が家に入るときに服を着替えないということが明らかになりました 。家に入る前にすぐに着替えることで、靴や服に付着した花粉の粒子が家の中に拡散するのを抑えることができます。

またこの調査では、ペットの飼い主の 2人に1人が、 自分のベッドでペットと一緒に寝ていることが明らかになりました。ペットの寝室への出入りを制限し、定期的にペットをグルーミングすることで、抜け毛や、付着した花粉などが家中に散らばるのを防ぐことができます。

3. 掃除を習慣に

多くの人が定期的に家の掃除を行いますが、床以外にも掃除機をかけることが重要です。花粉の粒子は非常に小さく軽いため、空気中に漂います。窓を開けていると、花粉が室内に入り込み、窓枠やカーテンなどに付着します。柔らかいインテリア、布製のカバー、枕、マットレス、ソファ、カーペットなどには、花粉が数ヶ月間付着し、花粉飛散のピーク時以外でも健康や生活の質に影響を与える可能性があります。

花粉対策には、花粉に触れる機会を最小限にすることが一番です。家の中のさまざまな場所に掃除機をかけ、特に布張りの部分など、掃除が行き届かない場所を定期的に掃除することで、室内での花粉への接触を最小限に抑えることができます。しかし、掃除機をかけることで塵埃が空気中に浮遊し、それを吸い込んでしまうことも考えられます。家にいる人が少ないときに掃除機をかけたり、空気清浄機で室内の花粉などを除去したりすることをお勧めします。