Hair Science ~毛髪の科学~|Dyson ニュース|ダイソン

Hair Science

~毛髪の科学~
2021.6.23

髪の毛は、人の身体の一部です。これは文字通りの意味でもありますが、気持ちの面でも表れることがあります。髪の輝きが、気持ちに表れることがあれば、反対に髪がまとまらないと、1日の始まりがブルーな気分になることもあります。こうした関係性は、今に始まったことではありません。髪は、流行を表すなど、その時代を表す鏡とも言えます。

毛髪の構成する成分について
タンパク質 79%*
・長い繊維状のタンパク質が、79%を占めています。
・α-ケラチンが、髪の形状や構造を作っています。
・ケラチンは爪や皮膚にも含まれます。
水分 17%*
・髪には、水分も含まれています。
・髪の毛に含まれる水分量は、周囲環境や湿度によっても変わります。
・水分量が増えると、髪は重くなります。
その他 4%*
・毛髪に含まれる脂質、油分は接着剤のように働くことで構造を保つと同時に、撥水性を持ちます。
・メラニン色素は、髪に色を与えます。

ダイソンでは、こうした毛髪に関する理解、髪をコントロールするための知識、毛髪に対する研究開発を経て、髪を思い通りにスタイリングするための新しいテクノロジーにたどり着きました。調査によると、スタイリング時の熱ダメージによる髪の傷みが、髪の毛における大きな悩みの一つであると言われています。

こうした知見をもとに、ダイソンはなめらかなストレートヘアを叶えるためのサイエンスの追求に乗り出しました。

コントロールの科学

髪をまっすぐに整えるには、熱、テンション、コントロールの組み合わせが必要です。熱は毛髪内の水素結合を壊し、髪にかかるテンションは水素結合の形を変え、コントロールは熱とテンションをできるだけ均一にすることで、美しく髪を整え、理想のヘアスタイルに仕上げるために必要です。

知っていましたか?

・毛髪の形状は、水素結合によって保たれています。水素結合は熱を加えると壊れます。
・結合を一時的に壊した後、毛髪を伸ばしながら新しい形状に整え、ケラチン繊維を互いに整え直す必要があります。水素結合は髪を乾燥させたり、冷やすことによって新しい位置で再形成されます。
・水素結合が形成されるまで引っ張り続けなければなりません。そうしないと毛髪は元の形状に戻ろうとします。
・熱を加えることによってケラチン繊維が振動し、その結果、水素結合が壊れます。よって、髪を引っ張り、新しい形状に整えやすくなります。毛髪を冷やすと振動が抑えられ、結合が再形成されます。

こうした知識を土台に開発されたのが、エンジニアリングの力でヘアスタイリングの悩みを解決する最新のコードレスヘアアイロン、「Dyson Corrale™」 です。
この製品は、包み込むような構造のフレックスプレートを搭載した唯一のヘアアイロンです。

Dyson Corrale™は、フレックスプレートが、毛束の形状に合わせてやさしく包み込み、髪にかかるテンションを均一にします。何度も往復することなく、より低温で理想のストレートを叶えます。

3段階(165°C、185°C、210°C)の細かな温度設定と調節ができ、髪質や髪の長さ、ヘアスタイルに合わせて温度を変えることができます。フレックスプレートを採用したダイソン コラールは硬いプレートの同製品と比べて45℃低い温度で、 同じストレートヘアを実現します[C]

ダイソンのエンジニアは、このテクノロジーをヘアアイロンに搭載するまでに詳細なユーザーテストを行い、世界5カ国、800名のテストユーザーのご協力を得て600時間を超えるテストを実施しました。また、美容界を代表するヘアスタイリスト、ジェン・アトキン、ジョン・レイマン、ラリー・キング、ジャワラ各氏からもアドバイスをいただいています。こうしたプロと一般ユーザーの生の声を活かしながら、髪質の違い、さまざまな理想のヘアスタイル、ヘアケア製品に対する要望、髪に関する悩み全般を幅広く考慮し、製品を開発しました。

思い通りのスタイリング

髪は、その時代が反映されます。私たちは2020年以降、近代史の中でも前例のない厳しい状況を経験しています。ヘアスタイルのトレンドはこれからも話題の中心であり、セルフケアや髪の健康にもますます注目が集まっています。その意味で、Dyson Corrale™は、髪の健康とヘアスタイリングに同時に対応し、自分の髪を思い通りにコントロールできます。美しくグラマラスなスタイルも、ウェービーなボヘミアンシックスタイルも、熱の力だけに頼ることなく、理想のヘアスタイルに仕上げられます。