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ファッションウィークのバックステージの空気質を、ダイソンの空気質センサー内蔵の最新のバックパックで調査

ダイソン グローバル スタイリング アンバサダーとともに
2022.11.25
ダイソンの空気質センサー内蔵の最新のバックパックを使用
第一線で活躍するセッションスタイリストの3名、ジョン レイマン、ジャワラ、ラリー キングは、ニューヨークとロンドンのファッションウィークの、目まぐるしく、大きなプレッシャーのかかる環境をナビゲートしました。3人は、ダイソンの自動化データ技術を使って空気質をトラッキングし、都市から都市へ、ショーの合間やバックステージ、そしてその舞台裏など、ファッションウィークをまたいで働く際のバックステージの空気質の状態を調査しました。

ダイソンの空気清浄機に搭載されるセンサー技術を内蔵した最新のプロトタイプのバックパックは、移動中に空気質のデータを収集することができるポータブルの空気質測定装置で、PM2.5、VOC(揮発性有機化合物)、NO2(二酸化窒素)を測定します。この最新のバックパックでは、搭載されたセンサー、バッテリーパックとGPSに加え、Dyson AQアプリを通して自動化されたデータの取得と視覚化を実現しています。
ダイソン エア クオリティ エンジニア、トビー ゴッドウィンは、このバックパックの重要性を次のように強調しています。
「身の回りの汚れた空気に私たちがさらされている状況を理解することで、私たちが認識している汚染源と、予想外の汚染源に対する警告の両方をはっきり把握できます。特に、いつも通る道や頻繁に行く場所など、私たちの周囲の環境に意識を向けることで、汚れた空気にさらされることを最小限に抑える計画を立てることができます。」
ニューヨーク
ジョン レイマンは、ニューヨークの賑やかな通りを歩き、特に工事現場や信号待ち、道にある屋台などの発生源を通過するときに、PM2.5、PM10とVOCの数値が高くなることがありました。ラリーもロンドンで、似たような空気質の汚染を検知しました。ラリーが駅から路上に出ると、空気質はすぐにほとんど改善されました。汚染物質は閉鎖された空間には閉じ込められず、空気中に拡散することができます。

トビーは次のように説明しています。「このような短時間の曝露が、驚くほど高いレベルに達することがあります。大通りから一本奥に入ると、混雑は緩和され、ジョンとラリーのレベルは「汚れている」から「普通」または「きれい」に改善されました。地下鉄での移動は避けられないことが多いです。しかし、地下ではなく屋外で同僚や友人を待つなどして、汚れた空気を避けることができます。

比べて、ジャワラは、道路より高い位置にある公園のニューヨークハイラインで、ショーの合間に歩きました。トビーが次のように述べています。「道路から離れることで、地上の汚染物質がジャワラに到達する前にかなり消散されるため、汚染物質が存在するにも関わらず、その数値はかなり低くなります。ハイラインには汚染源が少ないので、ジャワラはより良い質の空気にさらされました。これはセントラルパークやロンドンハイドパークなどの他の緑地でも同じようなことが言えそうです。」
ロンドン
街角からバックステージに足を踏み入れると、髪の毛、化粧品や花粉などの大きな粒子状の物質から、ヘアスプレーやスタイリング剤から出るVOCなどの気体を含めたガスまで、空気は隠れた汚れに満ちていることがあります。スタイリング剤のようなものは風通しの良い場所で使うことが推奨されますが、バックステージでの作業の時などはそうはいかず、結果的に空気質を悪くしてしまいます。
トビーが次のように説明します。「経験則として、あなたが匂いを嗅ぐことができる製品は、結果として高レベルのVOCを吸い込んでいる可能性が高いです。」

ランウェイショーは劇場型であるため、バックステージのスペースは通常とは異なり、大テント、地下、奥まった部屋や古い建物などの場所に設置されることがよくあります。そのため、スタイリング剤を大量に使用することで、モデル、デザイナーやスタイリストが最適ではない空気環境にさらされることが多くなります。また、密閉された環境で多くの人が呼吸をするため、すべてのスタイリストにおいてCO2濃度が急激に上昇したことが確認されました。

トビーはこうまとめます。「日々の数々の活動が、個人の汚れた空気への曝露を増加させます。空気清浄機を使用したり、新鮮な空気を吸うために休憩をとったり、顔を覆うマスクをつけることが、そのような汚染物質の近くで働く時に気道に取り込むレベルを最小化するために役に立ちます。」
20年以上にわたる空気質の研究
ダイソンのエンジニアは、20年以上にわたり空気清浄技術を研究してきました。その高度な知識を活かし、エンジニアはダイソンの空気清浄機のセンサー技術を見直し、より軽く、小さく、バックパックに入れて持ち運べるようにしました。3つのセンサーは、独自のアルゴリズムでデータを処理します。一つ目は温度と湿度を計測し、二つ目はNO2などのガスを検知し、三つ目はレーザーを使いPM2.5とPM10を検知します。これらのデータと搭載されたGPSの情報から、空気質に関するレポートが作成されます。

この空気質センサー内蔵のバックパックは当初、ダイソンのエンジニアが、ロンドン市及びキングスカレッジロンドンとの共同研究ブリーズロンドンプロジェクトのために開発しました。世界中の空気質に対する意識を高めるグローバルプロジェクトを通じて、個人が積極的に身の回りの汚れた空気の情報から対策したり、より快適な環境作りに役立てることを目的に、このダイソンの空気質センサー内蔵のバックパックを使い調査を実施しました。