2016年度の業績発表|プレスリリース|ダイソン
 

2017年3月29日

ダイソン、2016年度の業績発表
グローバル市場における成功が長期的テクノロジーへの投資を刺激

2016年度の主な実績:

  • 売上高:45%増の25億ポンド(約3,625億円*)を達成
  • 利益:6億3,100万ポンド(約915億円)
  • ダイソン スーパーソニック™ヘアドライヤーを含めた新テクノロジーで新たなダイソンユーザーを獲得
  • ダイソン史上売れ行きが最も良い掃除機:ダイソンV8コードレス掃除機
  • マルムズベリーキャンパスの拡張プロジェクトが完了
  • 中国市場における成長は244%増

2017年度:さらなる長期的な投資を実施

  • 25億ポンド(約3,625億円)におよぶ将来的なテクノロジー投資を継続的に実施
  • 英国の研究開発拠点を10倍拡張すべく、約209万㎡のハラビントンにウィルトンシャーに続く第2のキャンパスを設置
  • 9月、ダイソン インスティテュート オブ エンジニアリング アンド テクノロジーが開設、第一期生の受け入れ開始
  • グローバルな研究開発機能拡張に向け、シンガポールテクノロジーセンターを開設

2016年、ダイソンは継続的なグローバル事業の拡張と新しいテクノロジーにより、45%の売上増、売上高25億ポンド(約3,625億円)、利益(EBITDA)は6億3,100万ポンド(約915億円)を達成しました。

記録的な成長を達成した2015年に続き、ダイソンは、利益を将来の長期的な成長に向け再投資することで、英国内外における質のみならず付加価値が高い雇用を創出します。将来のテクノロジーへ25億ポンド(約3,625億円)の投資を継続的に実施、第2の英国テクノロジーキャンパスとなるハラビントンの建設に着手し、英国拠点を10倍に拡大します。これは、エンジニアリング、科学、および技術スキルを獲得するために、昨年9月に拡張が完了した約23万㎡の新マルムズベリーキャンパスと今年2月に開設したシンガポールテクノロジーセンターに続くものです。

現在ダイソンは、世界中で3,500人のエンジニアと科学者を雇用しており、研究開発費として毎週700万ポンド(約10.1億円)を投資しています。将来のテクノロジーを生み出す知的財産の開発に的を絞り、過去4年間で英国本社の従業員を3倍以上に増加しました。また、注力する研究開発領域のインテリジェント製品関連のソフトウェア エンジニアを数百人募集しています。ダイソンは、ロボットテクノロジーにおける英国最大の投資家であり、固体電池、ヴィジョン システム、機械学習、人工知能など新しいテクノロジー開発に向けた野心的な計画に取り組みます。

創業者兼チーフエンジニアのジェームズ ダイソンは次のように述べています。「ソフトウェアがハードウェア企業を推進する速度は、ソフトウェアがソフトウェア会社を推進する速度よりも早く、ソフトとハードの2つが相まってパワーが生まれます。マルムズベリーとハラビントンという英国における新しいテクノロジーキャンパス、シンガポールテクノロジーセンターで我々が研究開発しているものは、まさにそれなのです。」

CEOのマックス コンツは次のように述べています。「2016年は、新テクノロジーと国際市場における事業拡大によって実現した素晴らしい1年でした。ダイソンの将来は、新しい旗艦店、Dyson Demoに現れています。Dyson Demo でダイソン製品に直接に触れることで、製品に用いられているインテリジェント テクノロジーを体験できます。今後、ニューヨーク五番街を含め、2017年末までに25カ所の旗艦店Dyson Demoを開設する予定です。」

 

ダイソン インスティテュート オブ エンジニアリング アンド テクノロジー
今年9月、英国のマルムズベリーキャンパスにダイソン インスティテュート オブ エンジニアリング アンド テクノロジーが開設します。本校では、ダイソンが現在他大学と進めている共同プロジェクト、そして社内に蓄積された知見を活かし、エンジニアリング専攻に熱意を持つ学生に学士教育を提供するとともに、世界トップクラスの熟練技術者と一緒に実際の研究開発を実施する機会を提供します。受講対象者には在籍期間中に給与が支払われるため、学費を気にすることなく高等教育を修了できます。また、世界の専門家の傍で学ぶことで、成熟した実戦経験を積み豊富なエンジニアとしてのキャリアを築くことが可能です。

テクノロジーのハイライト
ダイソンは、2016年、ダイソン スーパーソニック™ヘアドライヤーを含めた12の新製品をグローバルで発売、IoT製品へのさらなる取り組みを実施しました。

パーソナルケア:
2016年4月、ダイソン スーパーソニック™ヘアドライヤーを発売。VOGUE誌に「Game Changer (ゲームチェンジャー/大きな変革をもたらすモノの意)」と評された本製品の中核には、特許取得の高速モーター、ダイソン デジタル モーター V9が搭載されています。ダイソン スーパーソニック™ヘアドライヤーは、焦点を絞った高速の気流を生み出し、髪の毛を極端な熱損傷から守ります。また、小型で軽量なモーターをヘッドではなく、ハンドルに取り付けることで適切な製品バランスを実現しています。世界中の発売後製品レビューでは、五段階評価の90%以上で四つ星または五つ星を獲得しています。また、英国では、発売1カ月以内にヘアドライヤーのベストセラーとなりました。

フロアケア:
高速で小型なダイソンデジタルモーターを搭載するダイソンのコードレス掃除機は、コード付き掃除機と変わらないパフォーマンスを実現します。消費者の掃除習慣に変化をもたらすダイソンV8コードレス掃除機は、発売以来ダイソン史上最も売れている掃除機です。ダイソンは、英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、中国、日本、台湾、および韓国を含めた主要国のコードレス掃除機市場におけるマーケットリーダーです。

空調家電:
各国における 大気汚染への懸念が空気清浄機能を有するダイソンの空調家電に対する需要を喚起しました。米国における空気清浄機能付ダイソン製品の購入者の63%、日本では56%が新規のダイソンユーザーです。ダイソンは、ダイソン ピュア クール リンク™空気清浄機能付ファンの発売以来、オーストラリア、フランス、および英国において空気清浄機シェア第1位(金額ベース)を達成しました。

最新のダイソン ピュア クール リンク™空気清浄機能付ヒーターは、0.1ミクロンの超微細粒子の99.95%を除去します。室内の空気に含まれる汚染物質を自動的に清浄すると同時に、室内外の空気の状況をダイソンリンクアプリ経由でお知らせします。英国では、88%の人がダイソン製品を使用することでより快適に眠れると感じています。

地域別主な実績

アジア太平洋地域:

  • オーストラリアで売上33%増など成熟市場において堅調な伸びを達成するとともに、インドネシア(266%増) やフィリピン(200%増)等の新興市場でも大幅な伸びを記録。また売上は、日本が30% 増、韓国は倍増。
  • 中国: 3年目となる2016年は、売上244%増の大幅な伸びを記録しました。新しい上海オフィスの設立と現地従業員数3倍増が寄与しています。最大の成長要因は、コードレス掃除機の販売(343%増)で、これは中国における従来の掃除習慣に変化がもたらされたことを意味します。
    ➢ 2016年には北京、広州、および杭州に3つの店舗を開設。2017年後半には、旗艦店のDyson Demoを上海にオープンする予定です。

 

北米:
米国は、依然としてダイソンにとって最大の市場です。2017年、ニューヨークの五番街を含め、旗艦店のDyson Demoを複数開設します。2016年は、ダイソン・スーパーソニック™ヘアドライヤーの販売に支えられた年でした。ニューヨーク ファッション ウイーク期間中に実施した内覧会で購入した人々の65%がダイソンの新規顧客でした。さらなる事業拡大を実現すべく、2017年に米国ダイソンは、シカゴの活気あるウエストループ地区に移転予定です。

ヨーロッパ:
ヨーロッパ市場におけるコードレス掃除機第1位の立場を確固たるものとし、主要なEU市場すべてにおけるマーケットリーダーとなりました。ヨーロッパの掃除機市場は37%拡大し、その過半数はダイソンによるものです。ダイソンにとって最も成熟した市場である英国は、新しいテクノロジーの投入、ビジネスモデルの改革、およびダイレクト販売により、売上が33%増加しました。Dyson Demo Oxfordは、ヨーロッパ初の旗艦店です。 ダイソンは、2017年1月、ドイツのサービス品質研究所German Institute for Service Qualityによりドイツで第1位の掃除機ブランドに選ばれました。

新しいマーケット:
ダイソンは2017年、インドの主要都市で旗艦店を開設する予定で、今後5年間で120億インドルピー(約204億円**)以上の経済効果をインド市場にもたらすと推定されます。

特記事項

 

成長率 2014 2015 2016 成長率
売上高(10億ポンド) 1.4 1.7 2.5 45%
利益(EBITDA)(100万ポンド) 377 448 631 41%
全世界の従業員数 5,227 7,004 8,500 21%
販売台数 800万台 1000万台 1300万台

ダイソン製品は現在グローバル75か国で販売されており、売り上げの90%は英国国外となります。

【特記事項】

ハラビントンキャンパスについて:

  • 2017年2月に発表したハラビントンのダイソンキャンパスは、第2のコッツウォルズキャンパスとして英国国防省の跡地である約209万㎡平方メートルの敷地に設立されます。同敷地がテクノロジーキャンパスへと変わることで英国本社におけるダイソン開発拠点を約10倍に増床します。

マルムズベリーキャンパスについて:

  • ジェームズ ダイソンと建築家のクリス・ウイルキンソンが設計した同キャンパスは、過去23年間に亘り、ダイソン社の世界本社として、129の研究室、実験スペース、および研究スペースが設けられています。
  • 新しい研究開発棟「D9(ディーナイン)」は、モーター、ソフトウェア、電子部品、エネルギー貯蔵、ロボット、パーソナルケアなどダイソンの最重要機密プロジェクトが開発されています。
  • 新設されたカフェの天井には、復元された冷戦時代のイングリッシュ・エレクトリック・ライトニング・ジェットが吊り下げられており、元ミシュラン三ツ星シェフのジョー クローンがキャンパスで働く3,500人に食事を提供します。
  • 完全装備のジムおよび屋内/屋外のスポーツ施設ではレクリエーションのスペースを提供しています。

シンガポールテクノロジーセンターについて:

  • シンガポールテクノロジーセンターは、2017年1月にオープンしました。ダイソンは、同テクノロジーセンターの新設および未来の研究開発に対し3億3,000万ポンド(約479億円)を投資します。本施設には将来のIoT製品の開発に向けて最新のハードウェアおよびソフトウェアのスキルを結集させるために開発研究所が設置されています。
  • サイエンスパークに位置する同テクノロジーセンターとウェストパークに位置する最先端のデジタルモーター製造拠点の2か所において計1,100名のエンジニアや科学者が日々研究開発に取り組んでいます。
  • 未来に向けて新しいテクノロジーを開発すべく、同テクノロジーセンターはシンガポールの新興企業コミュニティの中心地、シンガポール国立大学の隣に位置しています。

ダイソン インスティテュート オブ エンジニアリング アンド テクノロジーについて:

  • 2017年9月以降、ダイソンは、ジェームズ ダイソン財団の活動を土台として、熱意のあるエンジニアに対して高品質のエンジニアリング教育を提供します。
  • ダイソン インスティテュート オブ エンジニアリング アンド テクノロジーは、政府の白書に記載されている新しい計画の下、新しい大学となるために、学位授与の資格を申請する予定です。
  • ジェームズ ダイソンは次のように述べています。「英国のエンジニア不足は、ダイソンのさらなるテクノロジー開発や英国からの輸出増の妨げになっています。そこで私たちは自分達自身でこの問題の解決に取り組むことにしました。新設する学士コースでは、学術的な理論の習得、実社会での就労と給与、それぞれの分野における専門家からの学びの場を提供します。」

*1ポンド=145円で換算しています。 以下、同じ。
**1インドルピー=1.7円で換算しています。