英国での支援活動:ジェームズ ダイソン財団、ケンブリッジ大学に世界最先端レベルの開発研究棟を開設|プレスリリース|ダイソン

2016年5月17日

英国での支援活動:ジェームズ ダイソン財団、
ケンブリッジ大学に世界最先端レベルの開発研究棟を開設

ダイソンが次世代のエンジニア育成を目的に設立したジェームズ ダイソン財団(以下、JDF)は、 2016年5月9日に、英国ケンブリッジ大学の最も優秀な工学研究者たちに世界最先端レベルの 開発研究棟を開設しました。この開発研究棟は、発明やプロトタイプの試作品製作など、最先端 の研究を共同で進める場と手段を提供します。当財団が同大学工学部へ2014年に寄付した800 万ポンド(約14.4億円)の建設資金は、長きにわたりヨーロッパで最も成功を収めているケンブ リッジ大学工学部への寄付金としては史上最高額になります。
1ポンド180円で計算、以下同じ。

ダイソン エンジニアリング デザインセンター(Dyson Center for Engineering Design) は、ケンブリッ ジ大学の学生を対象とした、特殊印刷機器、スキャナー、レーザー、ルーター関連の設計プロセス の指導拠点です。同センターでは、1,200名を超える優秀なエンジニアがプロジェクトに従事でき る十分なスペースを確保し、仕切りのないオープンプラン設計は、アイディアの共有ならびにコラボ レーション環境を促進します。この研究所内で行われる学生主導のプロジェクトには、太陽光発電 の電気レーシングカー、極地用の氷上走行車両、クアッドロータードローン、ヘリウム気球による宇 宙飛行システムなどが予定されています。

別棟の新しい4階建てジェームズ ダイソン エンジニアリング ビル(James Dyson Building for Engineering) は、大学院生の研究者用に建てられた、先端材料、スマートインフラ、電気自動車、 高効率内燃機関といった分野での世界最先端の研究をサポートします。世界最高クラスの流体 力学装置、空気力学装置、空力音響解析のためのエリア等を備えた各種試験室とは連絡通路で つながっており、行き来することができます。

このビル建築では、研究に従事する人たちに劣らずスマートな機能が採用されています。基礎杭 に組み込まれた光ファイバーセンサーは、温度から建物の歪みまで多様な項目についてライブ データを収集し、建物の状況把握を可能にします。言わばこのビルは、ただの建物ではなく、生き 物のような建造物なのです。

ケンブリッジ大学工学部は、欧州最大の技術クラスターであるケンブリッジ・クラスターの中心に 位置しています。ケンブリッジ・クラスターでは、1,500を超える技術関連企業で約57,000人が働 いており、その年間収入の合計は130億ポンド(約2.3兆円)以上にのぼります。ケンブリッジから は、過去10年間で1,500社以上のスピンアウト企業が生まれており、その5年存続率は、全国平 均の44.6%を大きく上回る97.4%となっています。

ジェームズ ダイソンは次のように述べています。
「英国が、世界的技術競争を勝ち抜くための知的財産を開発できるかどうかは、英国有数の人材 を野心的で心躍るような研究プロジェクトに投入できるかどうかにかかっています。ケンブリッジ大 学が誇る英国の優秀なエンジニア達が利用できるスペースが新たに誕生したことで、私たちの生 活をより良く変える技術的躍進と進化が大幅に加速することを期待しています。」

ケンブリッジ大学副総長のレシェク・ボリシェウィッツ卿は次のように述べています。
「このビルでは、卓越した最先端のエンジニアリングに基づく研究が行われます。ダイソン・セン ター内で生まれる新たなアイディアと高度なエンジニアリングとが結びつくことで、世界を変える発 見や発明が実現するだけでなく、21世紀の重要な課題を解決する世界が求める次世代のエンジ ニアが誕生するのです。」

ケンブリッジ大学工学部長のデービッド・カードウェル氏は次のように話します。
「エンジニアリングに関わる世界的な課題を解決する上で、コラボレーションは不可欠です。そして このジェームズ ダイソン・エンジニアリング ビルでは、各分野の優れた研究者と産業界の実務家 が協力し、最新技術を駆使して都市やその交通システムあるいはエネルギーシステムに関わるソ リューションを開発しています。」

「隣接するダイソン エンジニアリング デザインセンターには、最先端の機械加工用ならびにプロト タイピング用の多彩な機器が揃っており、学生はクリエイティブな才能を発揮し、自らのエンジニア リングスキルを試すことができます。また同センターでは、エンジニアの仕事を小中高生に見学して もらう機会を設けており、次世代の有能なエンジニアを生み出すセンターとしても機能する予定で す。再設計により充実する予定のエンジニアリング ライブラリは、学生や研究者にとって共同作 業や個人的な作業スペースとしても活用できる、フレキシブルな環境となります。」

HP: http://www.jamesdysonfoundation.jp/

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