ダイソン株式会社(東京都千代田区:代表取締役社長 麻野信弘)が提携している、次世代のエンジニアを育成することを目的とした教育慈善団体ジェームズ ダイソン財団(以下、当財団)は、この度、2016年3月1日付で一般財団法人 ジェームズ ダイソン財団ジャパンを設立いたしました。
ダイソン社のチーフエンジニア兼創業者であるジェームズ ダイソンによって2002年に英国で創立した当財団は、教育機関を通じて学生や若いデザイナーやエンジニアに対して革新的な技術によって生まれる生活の豊かさや楽しさ、それを生み出すエンジニアの必要性を伝える活動を行ってきました。主な財団の活動としてダイソン社エンジニアによるデザインプロセスやエンジニアリングに関する講義・ワークショップを開催してきました。
2012年には、ジェームズ ダイソンの母校である英国王立芸術大学院 (Royal College of Art) に「ダイソン・ビルディング」をオープンし、英国における独創的な開発を奨励するため、若いデザイナーやエンジニアに向けて40の起業支援ユニットを設置しました。近年では次世代のエンジニアとプロジェクトリーダーを養成するため、インペリアル・カレッジ・ロンドン (Imperial
College of London) にダイソン・スクール・オブ・デザイン・エンジニアリングを開校しました。英国で開始した当財団の活動は米国に続き、世界各国に広がり、2006年に開始した国際エンジニアリングアワード「ジェームズ ダイソン アワード」は、現在では22か国で開催するまでに至りました。
日本では2006年に当財団の活動を開始し、主な活動として、工業系大学での英国人エンジニアによる講義や、中学校の技術分野でダイソン問題解決ワークショップを実施し、これまで述べ5,000人以上が体験しました。当ワークショップは、2015年度に中小企業の部にて「キャリア教育アワード」経済産業大臣賞を受賞しました。