テクノロジーのハイライト
2015年、ダイソンは5つのカテゴリーで17の新製品を発表し、販売台数は世界で1,000万台でした。
インテリジェント・テクノロジー: 2015年、Dyson 360 Eye™ロボット掃除機の販売を日本で開始しました。その後、他市場で実施したトライアルテストで良好な結果を収めたため、2016年夏から日本以外の市場でも販売を開始します。
- 2005年以降、ダイソンのエンジニアはインペリアル・カレッジ・ロンドン、および世界を代表する研究者、アンドリュー デーヴィソン教授と協力し、2500万ポンド(約45億円)を投資して、ロボット掃除機がより高い性能で周囲環境を解析できることを目指します。
コアテクノロジー: コードレス掃除機の販売は2015年に世界で66%伸び、ダイソンのシェアは今や世界市場で4分の1を占めています。核となるデジタルモーターと、バッテリーテクノロジーへの投資を継続していることが、成長を支えています。
- シンガポールにあるダイソンのオートメーション化されたモーター製造ラインは、世界で最先端の製造設備のひとつで、年間1,100万台のモーターを製造しています。ダイソンは過去17年間でデジタルモーター技術に3億ポンド(約540億円)を投資しており、精巧な技術の次世代版がまもなく公開される予定です。
- ダイソンは、今後5年間でバッテリーテクノロジーに10億ポンド(約1,800億円)を投資します。社内のバッテリー開発チームは過去7年間、マルムズベリー本部の次世代バッテリー研究施設で、コードレス掃除機とロボット掃除機向けにバッテリーテクノロジーの最適化と開発を進めてきました。ダイソンは2015年、ミシガン州に拠点を置くSatki3(サクティースリー)を買収しました。同社の固体バッテリーテクノロジーを製品化し、新技術や既存技術と組み合わせることを計画しています。
空調家電: アジアでの堅調な伸びが下支えしたことで、35%成長しました。Dyson Hygienic Mist™加湿器は中国の加湿器市場を牽引する製品です。また、空気清浄機能を兼ね備えた製品導入が、2016年の世界的成長を促す上で最も重要な材料であると考えています。