2016年11月20日

ブックディレクターとスーパーバイヤーが想う
「人と家電の心地いい関係」

11月20日Dyson表参道にて、世界で約90店舗を展開するパリ発のアートフォトギャラリー「YellowKorner」とのコラボトークイベントを開催しました。今回のゲストスピーカーは、ブックディレクターとして数々の個性的な書店を手掛け「本と人との出会い」をプロデュースする選書集団BACH(バッハ)代表の幅允孝さんと、スーパーバイヤーとして多数のショップやギャラリーなどをディレクションし、様々な分野で活躍するクリエイティブディレクション会社method(メソッド)の代表の山田遊さん。お二人が考える、人とデザイン、家電の心地いい関係とは?

かつて家電は、家の中でノイズだった

日頃から仕事を通じて親交のあるお二人。東京・国立新美術館のミュージアムショップ「スーベニアフロムトーキョー」や羽田空港の「Tokyo’s Tokyo」などの日本を代表するショップやギャラリーで、幅さんは本の選定、山田さんは雑貨をバイイングするなど互いのセンスや個性をよく理解しあった仲だけに、当日はアットホームな雰囲気でざっくばらんなトークが展開されました。

左からBACH代表の幅允孝さん、methodの代表の山田遊さん

幅さん「以前、家電は家の中ではノイズでした。僕の実家では掃除機は階段下の収納に隠して置いていました。家電は家のバックヤードを垣間見せるもので、人様にお見せするものでもない。本来は表に出てくるものではなかったんです。ダイソンを中心としたデザインにこだわりのある家電はそのイメージを変えました」
山田さん「たしかに家に堂々と置いておける家電、インテリアにもなるというのはかつてなかったですね。日本の賃貸住宅だと壁に穴をあけるのも躊躇されがちですが、ダイソンのコードレス掃除機を見ると壁に穴をあけたくなるというか。“壁に掛かっているからこそ美しい”というような今までにない家電ですね。昔は隠したかったものが今は堂々と置けるというのがいいですね」

付属の収納用ブラケットで壁にかけられる、スタイリッシュで機能的なコードレス掃除機

常識を変えたのは、必然から生まれたデザイン

山田さん「デザイン家電は今いろいろと出てきていますが、ただダイソンはデザインだけでなくて掃除機から扇風機、今年発売したドライヤーに至るまで“小さくて強いモーターのテクノロジー”というコンセプトが一貫しているのがすごいですね。ブランドの黎明期からデザインも含めて掃除機の機能性を打ち出していましたが、その後の製品ラインナップの広げ方に一貫性がありますね」
幅さん「そもそも今、デザイン家電という言い方がやや死後になりつつある。デザインという言葉があまり出ていなかった90年代は、世の中に“デザイン”を定着させようとプロダクトデザイナーの名前を出すなど、“デザイン”というフィルターを通すことで新しい価値を生みだそうとする風潮がありました。そうした結果、世の中に“デザイン”が溢れるようになると、“デザイン”という言葉がインフレを起こしたような状態になっている。『デザイナーズマンションに住んでいるんだぜ』がだんだんかっこよくなくなってきているような……」
山田さん「その中でダイソンは単純にデザイン優先だと思われていなくて、どちらかというと“吸引力すごい”というようなイメージが強いですね」
幅さん「たしかにデザインというよりは、機能ありきという印象がありますね。扇風機を見たときも『なんでこんな形なの?』と思いましたが、そのテクノロジーを聞いてみると必然の形だったんだなと納得しました」
山田さん「扇風機には羽根があるのが当たり前だった常識を、自らの技術で“羽根がない扇風機”に変えているのがすごいです。ここDyson表参道もよくお店の前を通っているんですが、店先に“掃除機型の狛犬”を置いているところがシャレが効いているなと、お店を創る側としては気になりましたね」

Dyson表参道の店先にある“掃除機型の狛犬”

デザインはさらに、人間にとって自然な形になっていく

山田さん「家電はデザイナーがデザインすることの付加価値が当たり前になって、今はさらに外見からは見えない中身の機構をシンプルにするなど、デザインが研ぎ澄まされてきていると思います。そこにあっても不自然ではないような家電が増えてきていますね」
幅さん「モノと人との関係において、かなり以前は“家電の見た目が美しくなる”ということが思いつかなかったと思います。まずは機能が優先で、色は適当に3種類ぐらいあってその中から選ぶみたいな。今はデザインが意識され、さらにもう少し人の感覚に近い感じ、触った時に持ちやすいとか人間の原初的な気持ちよさに配慮したモノが増えているなと思います」

細部にこだわった心地いい照明、CSYS™(シーシス)タスクライト

山田さん「ダイソンから出たタスクライト。これは、今までのダイソンにないラインナップですね。どのような機能があるんですか?」
ダイソンスタッフ「こちらのCSYS™(シーシス)タスクライトは、ダイソンの創始者James Dyson(ジェームズ・ダイソン)の息子のJake Dyson(ジェイク・ダイソン)によって開発されたLEDライトです。照明の位置が上下左右に自在に調整でき、360°回転することもできます。バネや軸継手がないので、照明がずり落ちる心配もありません。また高出力のLED照明なのですが、ヒートパイプテクノロジーという、人工衛星にも使用されている効果的な冷却システムを採用されています。放熱がしっかりできているので、握って持っても熱くないほど。負担が少なく長持ちするので、計算上1日12時間で32年間使用することができます。」
幅さん「この照明はデザイン的に面白いですね。そっけなくて工業製品的なマテリアルになっているのがいいですね。図面を引くデスクにありそうな感じ。読書するときに照明をよく使いますが、たしかにだんだんと使っているうちに位置が動いてくるものもありますね。バネが弱まってきたりすると……」
山田さん「“扇風機の羽根”とか“照明が動いてしまう”とか、生活していくうえではそういうちょっとしたことも不満だと思うんですよ。機能的にどうしても仕方なくて、我慢していたこと。そういったストレスの解消はデザイン的にとても大事なことですね」
幅さん「気づかなかったぐらいのストレスに気付かせるというのが、これからのデザインですね」
山田さん「そうそう、それでモノを見る目が変わってくるじゃないですか。そういう不満を解決してくれる細やかな気配りは、AIにはできないですから」

手元に最適な明かりを届けるCSYS™(シーシス)タスクライト。
リラックス空間のための電球色(2700K)とオフィス空間に適した白色(4000K)の2色。
高いデザイン性でインテリアとしてもリビング、ダイニング、ベッドルームと様々な場面に合う。

モノと自分との結びつきが、心地いい空間を作る

幅さん「インテリアも様々なメソッドがありますが、根本にあるのは自分の視界に入っている世界が気持ちいいか良くないか。それが一番重要だと思います」
山田さん「ほんとそうですね。インテリアとかディスプレイとか、その空間を素敵にしようとしていくには要素を減らすほうが調和しやすいんですね」
幅さん「また家電やアートや他のものでもそうですが、“なぜそれがそこあるか”がはっきりしていることが大事。理由があって自分との結びつきがはっきりしているモノに囲まれていると、その空間を心地よくきれいだなと感じると思います」
山田さん「たしかに自分の美意識や個性などそれぞれに合ったモノに囲まれていくようになると、気持ちよく感じるようになりますね。家電であれば使っていくことの良さを自分で発見しているモノとか。なんでもいいやではなくて、ちゃんと選んで買ったモノを。モノを買う行為は単にお金を払う行為ではなくて、投票行為に近いと思います。『お金を出しても手に入れたい!』というのはなかなかないこと。だからこそ、そういう時に頼りになるのは自分との結びつきだと思うんですよね」
幅さん「今は世の中に蔓延する“失敗したくない病”から、いろんな情報を得て選ぶようになっていますが、最終的にはそういった情報に惑わされず、自分に合ったモノを選んで買うようになってほしいですね」

今回ご紹介した、CSYS™(シーシス)タスクライトはDyson表参道Dysonポップアップ土岐オンラインショップほか、各販売店で発売中です。製品に込められた技術や使い勝手をぜひお確かめください。またDyson表参道では、定期的にさまざまなイベントやキャンペーンを開催しています。(イベント・キャンペーン情報はこちら) 日々の暮らしを快適にする、常識を変えるダイソンの製品をぜひ実際にご体感下さい。

CSYS™(シーシス)タスクライトの詳細はこちら

ダイソン公式ホームページ
http://www.dyson.co.jp

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