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ダイソン ニュース - 空気の質を可視化して、クリーンな室内環境を作り出すDyson Pure Cool™ Link 空気清浄機能付ファン

2016年3月24日

空気の質を可視化して、クリーンな室内環境を作り出す
Dyson Pure Cool™ Link 空気清浄機能付ファン

ダイソン ニュース - 空気の質を可視化して、クリーンな室内環境を作り出すDyson Pure Cool™ Link 空気清浄機能付ファン

 

掃除機においても、空調家電においても、人が吸い込む空気の質が重要と認識しているダイソンは、エンジニアリングを通じて的確なエアーソリューションを提供したいと考えています。

「Dyson Pure Cool™ Link」は、まさにダイソンの理念を具現化した空気清浄機能付ファンです。新たなものを拒まず、掃除機の専門知識、空気清浄機の専門知識、ハードウェアとソフトウェアを融合させることで、日常的な課題を解決します。

ここでは2016年3月24日、東京・ラフォーレミュージアム原宿で初公開された、「Dyson Pure Cool™ Link」発表会の模様をお伝えします。

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登壇したのは、イギリス・マンチェスターでダイソンのデザインリードと空調家電カテゴリの新製品開発を担当しているヒューゴ・ウィルソン。彼はいいます。「私たちは毎分10リットルの空気を吸い込んでいますが、この空気について考えたことはありますか」と。

「空気の質が心配されるようになっていますが、屋内の空気の質について把握している人はいるでしょうか。平均的な家の中の空気は実は屋外よりも最大5倍も汚れている場合があります。人間は1日の約9割を屋内で過ごすといわれているからこそ、屋内の空気の質には気をつけなければいけないのです。」

PM2.5を始めとした汚染物質による空気汚染が重要視されている現代、屋内においての空気環境の悪化に立ち向かうべく昨年「Dyson Pure Cool™」がリリースされました。これは固体や液状の粒子が複雑に混ざり合った、PM0.1という超微小粒子状物質までも捉えるダイソン初の空気清浄機でした。

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室内空気汚染の要因には、以下のものがあげられます。

  • 洗剤、制汗剤、アロマキャンドルが発する揮発性物質
  • 調理や暖房に使われるガス
  • カビ、ペットの毛やフケのアレルゲン
  • 織物の繊維
  • 新しい家具から発せられる揮発性有害化合物
  • 屋外から侵入してくる花粉

そして、粒子状物質は次の3つに分類できます。

  • PM10 鼻の中など気管支の時点で食い止められる。くしゃみやせきで除去される。
  • PM2.5 気管支や肺胞に貯まる場合がある。
  • PM0.1 肺の奥の方まで潜り込み、酸素が血流に入っている場所までたどり着く。

最近は、断熱効果や防音を考慮した高気密住宅が増えてきています。しかし密閉性が高いため、このような有害となる可能性を持つ物質が、室内に閉じ込められる傾向があります。これらはまず眼では見ることができないため、存在しているかどうか把握しにくいのですが、一年を通じて、確かに存在するものなのです。

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特にPM0.1の汚染物質は血流に入り、身体全体を循環することで、呼吸器の炎症、皮膚の加齢、ぜんそくなど、より深刻な問題が発生する可能性があると言われています。

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このような問題に対してダイソンは、既存の空気洗浄機を解析しました。そして、接地面積が大きい、大きなACモーターに頼っている、フィルターのグレードが低く有害となる可能性を持つ超微小粒子状物質を捉えきれず、再度室内に放出してしまう可能性があるといういくつかの大きな問題点を発見しました。

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このような問題に対してダイソンは、既存の空気洗浄機を解析しました。そして、接地面積が大きい、大きなACモーターに頼っている、フィルターのグレードが低く有害となる可能性を持つ超微小粒子状物質を捉えきれず、再度室内に放出してしまう可能性があるといういくつかの大きな問題点を発見しました。

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ダイソンは日々、流体力学、フィルターシステム、気流、ソフトウェア開発を専門とする2000人以上のエンジニアがこのような問題解決にあたっています。そして24か月、365個のプロトタイプを経て、「Dyson Pure Cool™ Link」を作り出しました。ダイソンが今まで培ってきたエアーマルチプライヤー技術と、エネルギー効率の高いDCモーターを使い、独自の360度グラスHEPAフィルターで空気をクリーンにする空気清浄機能付ファンです。

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キーポイントは以下の3つです。

  • 空気をスマートに綺麗にする。
  • 屋内の空気の質を測定できる。
  • 察知した物質を自動的に除去する。

6.6mのファイバーをプリーツ状に200回以上折り込んだフィルターを用いることで、PM 0.1クラスの有害物質を99.95%も捉えます。綺麗になった空気は高速に送りだされ、とり遠くまでなめらかなきれいな空気が送り出します。部屋全体の空気を撹拌するために、部屋全体の空気をクリーンにする実力を持ちます。

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Dyson Pure Coo™lシリーズのフィルターの効果はいかなるものか。日本医科大学多摩永山病院の耳鼻咽喉科後藤部長、池田耳鼻咽喉科医院の池田院長、関西医科大学耳鼻咽喉科の朝子教授に協力を依頼、東京・神奈川・大阪・和歌山の家庭で季節性アレルギー性鼻炎と、通年性アレルギー性鼻炎の両方に罹患されている方が住まわれる14家庭において、寝室にDyson Pure Hot + Cool™、玄関にDyson Pure Cool™を設置。約3週間後にフィルターのみ回収して、第三者機関で使用後のフィルターの状態を分析しました。

実験は2月に実施。杉花粉の量が多くない時期にもかかわらず3家庭のDyson Pure Cool™のフィルターから杉花粉が検出されました。この結果を踏まえるに、屋外で衣類などに付着した花粉をいかに室内にもちこまないかの対策が重要となります。

玄関先は狭いため、大型の空気清浄機を持ち込むのは難しい。しかしDyson Pure Cool™シリーズならばコンパクトなサイズなので、接地面積少なくてすみます。

また寝室に設置したDyson Pure Hot + Cool™のフィルタからは、衣類や寝具のものと思われる人工繊維、羽毛、ダニやカビのエサになる人の皮膚片(フケなど)が検出されました。一部のフィルターからは、ダニの死骸も検出されました。この結果により、普段は寝具や床にあると思われるダニの死骸が空気中に舞い上がり、フィルターにひっかかって検出されているということがわかりました。

寝室は人生の1/3を過ごす空間だと言われています。これらの物質が多く存在しやすい場所。よりよい睡眠を目指すためにも、環境を整える手段として、空気清浄機能がついた製品を寝室に置くということも重要でしょう。

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なお14家庭のうち、3家庭はペットを飼っていました。その家庭に設置したDyson Pure Cool™シリーズのフィルターからは、ペット由来のアレルゲンも検出されました。

現代において、ペットのアレルギーも重要視されています。抗体をもつ人はダニや花粉に比べてずっと少ないとは言われていますが、ペット由来のアレルゲンはダニ由来のアレルゲンよりもはるかに多いとも言われています。そして飼い主や家族がペットアレルギーに悩んでいるということも珍しくなくなりました。

たとえペットを飼う部屋を限定していたとしても、ペットのアレルゲンが服について他の部屋に運ばれるなど、家庭内に広く拡散されやすい傾向もあります。特にネコのアレルゲンは約5マイクロンメートルと細かい微粒子のものも多く、床だけではなくて空気中にも浮遊していることがわかってきています。

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そこでダイソンは、5名のエンジニアでセンサーチームを結成。10か月かけてスマートに汚染物質を察知するシステムなセンサーシステムを開発して、「Dyson Pure Cool™ Link」に搭載しました。

本体後部に設置されているこのセンサーはさまざまな汚染物質を察知、リアルタイムで空気の質をユーザーに伝える機能を持ちます。また清浄機能を風量によって調整、常に変化する空気環境を改善するオートモードも搭載しました。

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さらに総勢50名のソフトウェアエンジニア、エレクトロニクスエンジニア、メカニカルエンジニアがDyson Linkアプリを開発。Wi-Fiで「Dyson Pure Cool™ Link」と接続し、スマートフォン/タブレットの画面に触れるだけで、空気の質を目で見ることができるようになりました。この画面は外出先からも確認できます。また「Dyson Pure Cool™ Link」の操作も可能です。

Dyson Linkアプリは現在「Dyson Pure Cool™ Link」とDyson 360 Eye™と接続可能ですが、将来的にはすべてのダイソン製品を接続できるようにしていきます。

なお大気汚染分析会社のBreezoMeterの協力を得て、屋外の空気の質も表示可能としました。世界中に設置された数千台のセンサーで情報を集め、大気汚染の分散と流れを判定。街の1ブロックという特定された地域の空気情報も可視化します。

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他にも現地の気温、湿度、天候情報といった情報を表示可能です。総合的に屋外、屋内の空気情報を伝えてくれるソリューションとなります。過去数日の状況や、フィルターの寿命情報も確認できます。

またユーザーインタビューを行い、既存の機械のフィードバックからナイトモードを開発しました。オートモードでも最大風量を抑えて、より静かな状態で使うことができますし、 LEDディスプレイを減光、まぶしくないため夜間でも使いやすくなりました。

モデルはタワー型とテーブル形。いずれも空気を綺麗にするだけではなく、夏の間は涼風を送ってくれる送風機としても使えます。

良きデザインは日常的な課題を解決できるものである。それが最終的にはエンジニアリングのすべてだと考えている。ダイソンの「Dyson Pure Cool™ Link」は、その理念が凝縮された新たな空気清浄機能付ファンです。