ハウスダストは、屋内アレルギーの最大の原因物質 | ダイソン公式ホームページ
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ハウスダストは、
屋内アレルギーの最大の
原因物質

日本人の約2人に1人が、アレルギー性鼻炎、
花粉症、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などの
アレルギー性疾患にかかっていると推定されて
います。家の中に潜んでいる微細なホコリは、
アレルギー反応を引き起こすアレルゲンの
最大の発生源です。

アレルギーとは?

アレルギーとは

アレルギーとは、特定の物質、すなわちアレルゲンに対する
過敏症状を引き起こすような免疫システムの障害のことです。
アレルゲンに触れると、免疫システムは攻撃を受けていると
認識します。

そして、白血球と結合する抗体、免疫グロブリンEを生成し、
ヒスタミンなどの強力な化学物質を放出させます。
これらの化学物質は患部の炎症の原因となり、
せきやかゆみ、くしゃみや鼻水などといった、
アレルギー症状を引き起こします。

Whats in your dust? - Background image

ホコリに含まれるもの

ホコリとは、アレルギーの原因となる可能性がある
多くの物質(主として角質、ダニ、ダニの排泄物、
花粉、カビ、繊維、細菌、食べ物のかす、植物、
昆虫、化学物質)が混ざり合ったものです。
たとえば、1グラムのハウスダストには平均で
100万個の細菌が含まれています。カーペット
からはサルモネラ菌も検出されており、研究に
よると最長で50日間生息していることが分かりました。

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ダニ

屋内のアレルゲン原因の第一位であるダニは、節足動物(ダニ、
ツツガムシの幼虫であるケダニ、クモなど)の一種です。
ダニは、角質を食料としています。ヒトからは数週間で28グラムの
皮膚がはがれ落ちています。そのためダニは、こうした細胞が
蓄積している場所であればどこにでも、たとえば畳、マット、
カーペット、床の溝、布団、ベッド、枕、ソファ、クッション、
衣類、ぬいぐるみなどに潜んでいるのです。カーペットやラグには
1平方メートルあたりに最大で1,000匹のダニが生息しています。

アレルギー反応を引き起こすのはダニそのものではなく、
その排泄物です。ダニの排泄物は喘息やその他のアレルギー性疾患の
原因となるような強力なアレルゲンタンパク質を含んでいます。
アレルゲンタンパク質とは微生物が食料とする皮膚や真菌を分解する
ために用いられる酵素です。アレルゲンタンパク質は、この作用の中で
残った老廃物と共に排泄されます。さらに悪いことに、ダニの排泄物は
非常に小さく軽いため、空中に舞いやすく、ヒトが呼吸する際に体内に取り込まれます。

日本の気候や住環境は、ダニが繁殖するのに好条件です。
数が減少する冬でさえ、ダニの排泄物は問題となります。

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ダニの除去

フローリング、ラグ、カーペットに定期的に掃除機をかけ、ダニの
エサとなる皮膚などの有機物の量を徹底的に減らすことが重要です。

マットレス、布団、ソファに定期的に掃除機をかけ、
皮膚やダニの排泄物を吸い取ります。

こまめにマットレスからシーツを剥がすだけでマットレスの温度が
下がり、ダニが急速に繁殖するのを防ぐことができます。

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花粉

花粉症は、スギ、ブタクサ、芝生などの風によって受粉する
植物の花粉が原因で引き起こされます。こうした植物は春
から夏にかけて大量の花粉を発生させ、時には数百キロ先
まで飛散することもあります。日本では花粉を原因とした
アレルギーの種類は、50種類以上にのぼります。

どの季節に花粉症の症状が現れるかは、反応を引き起こす
花粉の種類によって一人ひとり異なります。樹木の花粉は
1月から6月の間に、芝生の花粉は5月から11月の間に
飛散することが多いため、さまざまな種類の花粉が1年中飛び
回っているということになります。さらに、同じ種類の花粉
でも、地域が変わると別の時期に飛散する可能性があります。
そのため、どの花粉のアレルギーなのかを突き止めることが
難しい場合もあります。

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花粉は空気中より、
床に多く存在する

屋内に存在する花粉や他の呼吸器系アレルギー疾患の原因
となるアレルゲンの大部分は、床や家具の下に潜んでいます。
定期的かつ徹底的な掃除によって、家中のアレルゲンを
大幅に減らすことが効果的です。

また、花粉が多いシーズンには窓やドアは閉め、家に入る前に上着に
付着した花粉を払い落とし、屋内に極力花粉を持ち込まない
ことも重要です。

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カビ

カビは室内でも発見される菌類の一種です。
カビの胞子は季節を問わず存在するため、カビアレルギーの
ある人は一年中症状が出ます。湿度や気温が高い時期には
症状が出やすくなります。

カビは、他の呼吸器系アレルギーと同様にくしゃみ、
鼻水、かゆみ、涙目などの症状を引き起こします。

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カビ胞子の除去

掃除機をかけてることで、ホコリやホコリの中に存在する
カビ胞子が取り除かれ、室内でのカビの繁殖を抑制します。

湿気の多い場所では、通気性をよくして乾いた状態を保ち、
カビが生えないようにします。

10年間の微生物研究

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